全日本ロードレース選手権第2戦SUGOST600決勝レース1は小田喜阿門(SDG Team HARC-PRO. Honda)が優勝した。

 好スタートでレースをリードしたのはポールシッターの長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)。背後につけたのは小山知良(JAPAN POST docomo Business TP)と高橋匠(K-FUND GBSracing)。高橋は積極的に攻め込んで小山をパスすると3周目にトップ浮上。

 2番手に後退した長尾は4周目に転倒、戦線離脱。高橋、小山の争いに松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)、小田喜阿門(SDG Team HARC-PRO. Honda)、伊達悠太(BATTLE FACTORY)が加わり5台で連なりながら周回を重ねる。

 レース中盤。小山と高橋が順位を入れ替えながら激しいトップ争いを展開。

 レース後半には順位を上げてきた伊達もトップ浮上。小山、伊達、高橋、小田喜がそこここで順位を入れ替える。

 最終ラップ。小田喜がトップ浮上。伊達が逆転をねらう。小田喜が抑えきって0.070秒差で全日本初優勝。伊達は悔しい2位。高橋が3位表彰台を獲得した。

優勝/小田喜阿門(SDG Team HARC-PRO. Honda)

「今回のレースは始まる前から接戦になるのは分かっていたので、それを想定して昨日から頑張ってきました。レース序盤はなかなか思うように前に出られなくて苦しい場面がありましたが、後半に何とか自分の強みを生かしてポジションを上げていきました。去年のもてぎ辺りからいい走りができていなかったので、開幕戦で存在感を示せたのはよかったかなって思います」

「優勝できて本当にうれしいです。去年は日本に帰ってきて、自信がなくなることの方が多かった1年でした。今日の優勝は、去年のチャンピオンに勝てたということも自信になります。オフの間に本田会長と海外トレーニングに行ったり、いろいろな人に支えられている中で、去年は自分のミスで取りこぼしがあったので、ここで一つ優勝できたことは本当にうれしいです」

2位/伊達悠太(BATTLE FACTORY)

「正直、悔しいの一言です。レース展開としては思っていたとおりでした。自分の強いポイントと、足りない部分が早い段階で見つかり、自分は後半にペースがあることが分かっていたので、レース序盤は抑えていました。作戦どおりにうまく順位を上げて、トップに立ってからはペースを上げて逃げようとしたんですが、逃げ切れずに思ったより後ろについてこられてしまいました。今回のレースは、最終ラップの時点で混戦だと自分は厳しいなと思っていたので、できることはしたつもりなんですが、バイクメーカーを替えて最初のレースにしては悪いレースではなかったと思います。でもやっぱり悔しいので、切り替えて明日勝てるように頑張ります」

3位/高橋匠(K-FUND GBSracing)

「スタートから1周目がすごいよくて、そのままの勢いで前にいっちゃおうと思ったのですが、中盤以降は走りがあまりよくない場面が多かったです。小山選手にも抜かれて、自分の思うようなレース展開にはできませんでした。最終ラップにもうちょっと勝負を仕掛けられたらトップも見えていたので、明日に向けて改善したいです」