MotoGP第9戦チェコMotoGPスプリントが土曜日、チェコにあるブルノ・サーキットで開催された。フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が昨年マレーシアGP以来、238日ぶりのスプリント勝利を飾った。ポールポジションスタートの小椋藍(アプリリア)は2位に入り、スプリント初の表彰台を獲得。マルク・マルケス(ドゥカティ)は3位で今季5度目のスプリント表彰台を獲得した。

日本時間午後10時(現地時間午後3時)から10周で開催されたスプリントは、気温33度、路面温度49度、湿度36%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。気温も路面温度も高く、グリップレベルの高いブルノで、サイティングラップ後までタイヤ選択を悩み、直前に変更するチームも多かった。結果、バニャーヤ、マルク・マルケス、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、ジョアン・ミル(ホンダ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ルカ・マリーニ(ホンダ)、ジャック・ミラー(ヤマハ)、アレックス・リンス(ヤマハ)はリアをソフトのままにした。他は前後ミディアムを選択。

スタートは、3番グリッドからバニャーヤが好スタートでホールショットを奪う。ポールポジションをスタートした小椋は、2番手に着けた。その後ろには6番グリッドからディオゴ・モレイラ(ホンダ)が上がった。しかし、1周目12コーナーでモレイラは転倒、リタイア。同じ12コーナーでは10番手付近に居たマーベリック・ビニャーレス(KTM)も転倒、リタイア。1周目終了時点では、バニャーヤ、小椋、マルク・マルケス、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)、ペドロ・アコスタ(KTM)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、ホルヘ・マルティン(アプリリア)、エネア・バスティアニーニ(KTM)、ブラッド・ビンダー(KTM)のトップ10だった。

3周目に入るとバニャーヤが1分52秒542のレース最速ラップをマークして2番手の小椋以下を引き離しにかかった。小椋は5周目1分52秒885のレース自己最速を記録して追った。中盤では、アコスタとマルティンの激しい6番手争いが繰り広げられた。6周目、11コーナーでアコスタが転倒、リタイア。7周目には12番手に居たマリーニが転倒、リタイア。9周目には5番手走行中のベゼッキが3コーナーで転倒、リタイア。

トップ争いは、中盤1秒以上差が開いたバニャーヤと小椋の差が9周目には0.3秒を切っていた。それでも、バニャーヤが最後まで首位を守り切り、トップでチェッカーを受けた。小椋は0.241秒差の2位でチェッカーを受けた。3位はマルク・マルケス。トップのバニャーヤと3位マルク・マルケスの差は0.794秒。

4位ジャンアントニオ、5位マルティン、6位フェルナンデス、7位バスティアニーニ、8位フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、9位ビンダー、10位ミル。これにより、チャンピオンシップポイントは180点のままベゼッキがポイントリーダー。2番手マルティン165点、3番手ジャンアントニオ144点、4番手アコスタ132点、5番手マルク・マルケス115点、6番手は小椋114点。バニャーヤが7番手で111点。

最終ラップには、カル・クラッチロー(ホンダ)も転倒、リタイア。完走15台のサバイバルレースとなった。レース後、アレックス・リンス(ヤマハ)のタイヤ空気圧違反が判明、7秒加算でリンスとジャック・ミラー(ヤマハ)の順位は入れ替わった。

表彰式へ向かう車中では、バニャーヤが小椋に年齢を尋ね、25歳という答えを聞くと、「君のコーナー進入のスタイルが好き、昔のホンダのMoto2スタイル」と話しかけられ小椋が笑っていた。明日は、日本午後9時(現地午後2時)から21周の決勝が始まる。

 

 

昨年のマルク・マルケス19分05秒883を大きく上回る18分55秒527で、238日ぶりのスプリント勝利を飾ったフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)

 

転倒したマルコ・ベゼッキ(アプリリア)は助けに来たマーシャルを突き飛ばしたため、明日の決勝は出場停止の措置が取られた

 

第9戦チェコMotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ
2 小椋藍 アプリリア 0秒241
3 マルク・マルケス ドゥカティ 0秒794
4 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 2秒905
5 ホルヘ・マルティン アプリリア 6秒404
6 ラウル・フェルナンデス アプリリア 7秒440
7 エネア・バスティアニーニ KTM 8秒110
8 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 10秒195
9 ブラッド・ビンダー KTM 10秒984
10 ジョアン・ミル ホンダ 11秒103
11 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 13秒497
12 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 14秒942
13 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 15秒038
14 ジャック・ミラー ヤマハ 16秒151
15 アレックス・リンス ヤマハ 21秒535
RT カル・クラッチロー ホンダ –
RT マルコ・ベゼッキ アプリリア –
RT ルカ・マリーニ ホンダ –
RT ペドロ・アコスタ KTM –
RT ディオゴ・モレイラ ホンダ –
RT マーベリック・ビニャーレス KTM –