全日本ロードレース選手権最終戦MFJ-GPのST600予選は高橋匠(K-FUND GBSracing)がポールポジションを獲得した。

 朝から雨が降り続いた予選日。ST600予選セッション開始時には雨脚が弱まってきていた。しかし直前の強雨でヘビーウエットコンディションでのタイムアタック合戦開始となった。

 派手に水しぶきを上げながらセッション開始。ケガからの復帰戦となった第5戦もてぎで涙の優勝を飾った藤田哲弥(TN45 MIRAI Racing with Astemo)が早々に転倒。

 セッション序盤のトップ争いは長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)と高橋匠(K-FUND GBSracing)が展開。

 コース上の雨量が減ってきたセッション中盤には長尾、伊達悠太(BATTLE FACTORY)、小山知良(JAPAN POST docomo Business TP)、松本康雅(MOTOBUM HONDA)、千田俊輝(SE COMPETITION)、千田俊輝(SE COMPETITION)が2分27秒台での競り合いを開始。

 リーダーボードのトップは長尾、千田、伊達、小山と次々に入れ替わる。

 セッション終盤。小山が2分26秒台をマークしてトップに躍り出る。高橋、松本も2分26秒台にタイムを入れて小山を追う。

 セッション残り5分を迎えるころに長尾が2分26秒124でトップ奪回。高橋が2分26秒079で逆転。しかし長尾が2分25秒133で再逆転。

 残り3分を切ったところで転倒車があり赤旗が提示される。

 10分程の中断を経てセッション再開。残り時間は3分。アタックラップは1周のみ。ここで高橋が2分24秒台をマーク。ポールポジションを奪い取った。長尾は2番手グリッド。3番手フロントロウに松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)が入った。

ポールポジション/高橋匠(K-FUND GBSracing)

「今日の天気予報が豪雨だったので、予選がなくなっちゃうんじゃないかっていうところから始まりましたが、結果としてはけっこういいコンディションで走ることができました。ウエットコンディションは得意ではなかったので、ここまで合わせてくることができボールポジションというのはとてもうれしいです。自分にとって初めてのポールポジションですが、決勝では緊張しすぎず、最終戦でもあるので、しっかりと今年の集大成を見せられるように頑張ります」
「予選再開の時間が出た瞬間に『行こう』ってねらって走りました。前にだれもいない状態で『やってやるぞ』っていう気持ちでいました。木曜と金曜はドライでもレコードタイムが出ているし、明日のレースがドライになってもウエットになっても、最終戦は勝ちで終わりたいです」