MotoGP第20戦カタールGPが今週末、首都ドーハ郊外の砂漠に位置するルサイル・インターナショナル・サーキットで開催予定となっている。全長5.38km、最長ストレート1068m、右コーナー10、左コーナー6。

中東地域の政情不安により4月の開催が延期されていた今大会。MotoGPクラスのヤマハは、同社が適用している渡航制限のため不参加を表明している。そのため、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレックス・リンス(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ヤマハ)、トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)は参戦しない。アレックス・マルケス(ドゥカティ)はカタルニアGPで負った肩のケガ治療のため、プレートの除去手術を今週月曜に行なったことから今大会を欠場。イケル・レクオナ(ドゥカティ)が代役参戦する。

MotoGPクラスでは、ポイントリーダーのマルク・マルケス(ドゥカティ)が399ポイント、2番手のホルヘ・マルティン(アプリリア)が355ポイント、3番手のマルコ・ベゼッキ(アプリリア)が332ポイント。今大会、マルク・マルケスがマルティンより30ポイント以上、ベゼッキより8ポイント以上多く獲得した場合、2年連続でマルク・マルケスのチャンピオンが決定する可能性がある。

前戦マレーシアのスプリントで優勝、決勝も2位に入ったランキング4番手のペドロ・アコスタ(KTM)。ランキング5番手の小椋藍(アプリリア)は、Moto2時代の2022年、2023年ともに4位を獲得している場所で、今年は表彰台獲得に期待が膨らむ。

ランキング6番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)にとっては、2023年にMotoGPクラス初優勝を挙げたサーキット。2024年の優勝者フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、2022年ここでMotoGP初優勝を果たしたエネア・バスティアニーニ(KTM)、2021年の優勝者マーベリック・ビニャーレス(KTM)も顔を揃える。

ホンダ勢では、前戦マレーシアで決勝7位とホンダ勢最上位に入ったルカ・マリーニ(ホンダ)。今大会15ポイント以上を獲得するとルーキー・オブ・ザ・イヤーが決定するディオゴ・モレイラ(ホンダ)。昨年ルサイルで4位を獲得しているヨハン・ザルコ(ホンダ)。体調不良が再発し、マレーシア決勝をリタイアしたジョアン・ミル(ホンダ)は、今大会復帰できるかが未定となっている。骨折の治療を続けるマルティン、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)については木曜日のメディカルチェック次第での参戦予定。

ブラッド・ビンダー(KTM)は、マレーシアでスプリント、決勝ともにトップ10入りを果たした。フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)も決勝でトップ10に入っている。2人は過去にカタール表彰台を獲得している。

Moto2クラスでは、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)と2番手イザン・グエバラ(ボスコスクーロ)のポイント差が3.5ポイントに迫っている。マレーシアで悔しい転倒を喫した佐々木歩夢(カレックス)と古里太陽(カレックス)だが、古里にとってはMoto3時代に2度の表彰台を獲得しているサーキット。佐々木にとっては2023年Moto3チャンピオンのかかった激闘をした舞台でもある。2人の巻き返しに期待したい。

Moto3クラスでは、マレーシアで今季11勝目を挙げたチャンピオンのマキシモ・キレス(KTM)が、優勝記録をどこまで伸ばすのか注目だ。前戦マレーシアでそろってポイントを獲得した山中琉聖(KTM)と三谷然(ホンダ)のさらなる飛躍にも期待したい。

賛否が分かれている第20戦カタールGPは、11月6日の金曜日、日本時間午後7時(現地時間午後1時)にMoto3クラスのフリー走行1から走行が始まる予定となっている。