KIJIMA杯 Let’sレン耐 明智初心者60分&4時間耐久レース
■開催日/2026年3月22日(日)
■会場/岐阜県・明智ヒルトップサーキット
■天気/晴れ
■気温/初心者60分15℃、4時間耐久17℃
■参加台数/初心者60分2台、4時間耐久15台
岐阜県・明智ヒルトップサーキットにて、KIJIMA杯Let’sレン耐明智初心者60分&4時間耐久が開催された。中日本のテクニカルコースを舞台に、朝の初心者60分、そして本番となる4時間耐久の2レースが行なわれた。春先らしい澄んだ青空の下、コースは終日ドライコンディション。朝の冷え込みから徐々に気温が上がる中で、各チームは慌ただしくも和やかな雰囲気の中、決戦の時を迎えた。
午前の初心者60分は、午後の4時間耐久へ向けた『レース感作り』としても重要な1戦となり、午後の4時間耐久では、序盤から転倒が相次ぐ荒れた展開に。さらにレン耐恒例のダブルペリア方式も加わり、最後まで結果の見えないスリリングな1日となった。
初心者60分耐久レース

午前8時31分、初心者60分耐久レースがスタート。今回は#31『SCT倉田』と#32『SCT鈴木』の2チームによる一騎打ちとなった。スタート直後にトップへ立ったのは#32『SCT鈴木』。何度かレン耐本番も経験しているライダーたちではあるが、改めて初心者耐久でレースの流れをつかみ、4時間耐久へつなげていこうというねらいが見える走りだった。スタートから17分過ぎに最初のピットインを迎え、その後も大きな乱れなくレースは進行した。

30分経過時点では、#31『SCT倉田』と#32『SCT鈴木』が共に28周を重ねる接戦となった。終盤まで安定した走りを続けた#32『SCT鈴木』がトップでチェッカー。#31『SCT倉田』も5.791秒差まで迫る好走を見せ、午後の本戦へ向けて上々の内容となった。
4時間耐久レース

10時55分、日章旗の合図で4時間耐久レースがスタート。
しかしその幕開けは、いきなり波乱だった。#1『BikeFreakうすぺら~ず』がスタート直後に転倒。さらにダブルヘアピン入口では#4『チームブタイヌ』が単独転倒し、1周目から緊張感の高いレース展開となった。

トップで戻ってきたのは#31『磐田サテライトチーム』。ところがその後も3コーナーで#34『ブラステッドクラブ近藤夢』が転倒するなど、序盤からアクシデントが続発。11時11分には6コーナーで#51『TEAM MOTONORI』が転倒し、開始15分で4台が転倒を喫する荒れた展開となった。

11時26分には#33『ブラステッドクラブ ヒモツキ』が4コーナーで転倒。各チームともレース序盤からマシンと身体にダメージを抱えながらの周回となったが、その一方で、ピットイン時のミニゲームでは和やかな場面も見られ、レン耐らしい空気感がパドックを包んだ。

1時間経過時点では、グロム4クラスで#38『くわばらワークス』、#31『磐田サテライトチーム』、#35『後輪駆藤新一』が同一周回で競り合い、グロム5クラスでは#758『SSP758』、#2『ばらばら伝説』、#3『ローリング・ステーンズ』が接近戦を展開。さらに2時間時点では、グロム4クラスで#31『磐田サテライトチーム』が118周でクラス首位、グロム5クラスは上位3チームが115周で並ぶ白熱の展開となった。

そしてレース中盤、恒例のダブルペリア方式によるハンデ決定の時間を迎える。グロム5クラスは最後尾起点となったものの、同一周回のため大きな変動はなく、グロム4クラスではハンデの影響で#39『くわばらサテライト』が一時的に暫定上位へ浮上。レースは単なるスプリントではなく、作戦・安定感・ピットワークも問われる勝負へと変化していった。

3時間経過時点では、グロム4クラスで#35『後輪駆藤新一』が183周でトップ、#36『FARs』が1周差で追走。グロム5クラスでは#3『ローリング・ステーンズ』が178周で首位に立ち、終盤へ向けて優位を築いていった。午後2時を回ると風が出始め、気温は再び15度へ低下。最後の30分は、コンディション変化と疲労、そしてピット戦略が勝負を左右する局面となった。

終盤、グロム4クラスは#36『FARs』と#35『後輪駆藤新一』の激しい首位争いに。グロム5クラスでは#3『ローリング・ステーンズ』が着実にリードを保ち、後続はペナルティやピット条件も含めた総合勝負へ。最後まで波乱をはらんだ4時間の戦いは、明智らしい濃密な耐久レースとして幕を閉じた。
正式結果は次のとおりです。
初心者60分耐久

1位 #32 SCT 鈴木 57周
2位 #31 SCT 倉田 57周
4時間耐久

GROM5クラス
1位 #3 ローリング・ステーンズ 240周
2位 #758 SSP758 232周
3位 #2 ばらばら伝説 230周
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GROM4クラス
1位 #36 FARs 248周
2位 #35 後輪駆藤新一 247周
3位 #32 SST48 241周
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明智ヒルトップサーキットの4時間耐久は、スタート直後から転倒が相次ぐ荒れた展開となったが、その中で最後まで安定して走り切ることの重要さが、改めて際立つ1戦となった。グロム4クラスでは#36『FARs』が248周を走破して優勝。2位の#35『後輪駆藤新一』は全体ベストラップを記録しながらも、わずか1周差で届かず、非常に見ごたえのある首位争いとなった。グロム5クラスでは#3『ローリング・ステーンズ』が240周でクラス優勝を飾り、安定した戦いぶりで明智大会を制した。
午前の初心者60分では#32『SCT鈴木』が勝利し、午後の本戦につながる内容を見せた。初心者クラスから4時間耐久まで、経験者も初参加者も同じ1日の中でレースの楽しさと難しさを味わえることこそ、レン耐の魅力である。今回もまた、レースを通じて新たな一歩を踏み出す参加者と、支える仲間・家族・関係者の笑顔があふれる1日となった。