全日本ロードレース選手権第3戦オートポリスのJSB1000決勝レース2は水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)が優勝した。

昨日同様に好天に恵まれたオートポリスには多くのレースファンが押し寄せた。JSB1000クラスのレース2は直前に行なわれたST1000決勝レースでの赤旗中断の影響で35分遅れてのスタート。周回数は昨日のレース1より3周多い18周。

ホールショットを奪ったのは長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)。野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)がラインを交錯させる。ここに中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が積極的に攻め入る。

オープニングラップを制したのは長島。野左根、中須賀と続き3台が団子状態。そこに西村硝(S-SPORTS SUZUKI)、水野と続く。

2周目に西村、3周目に中須賀をかわして3番手浮上の水野。さらに野左根を捕らえると猛然と長島を追い始める。これでトップ集団は4台に。

5周目に水野がトップ浮上。しかし長島もあきらめずにトップ奪還。そのすきを野左根がねらう。再び水野が前に出る。

7周目。水野がベストラップをたたき出しながら後続を引き離しにかかる。8周目終了時点で水野は1秒以上のアドバンテージを築く。

後方では中須賀が長島と野左根に離されるシーンがあったものの、すぐにペースを取り戻して3台で2位争いを続ける。

14周目。野左根が長島を捕らえて2番手浮上。しかし長島が2番手を奪い返す。

残り2周に入る直前に中須賀が野左根の前に出た。

最終ラップ突入直前で中須賀が長島を捕らえる。しかし長島は中須賀を刺し返す。

一方の水野はレース終盤にペースを落としたものの、最大4秒近く築いたアドバンテージを使ってダブルウイン、開幕5連勝。

最終ラップまで続いた2位争い。中須賀は最終コーナー手前で長島の前に出てチェッカー。長島は0.123秒差で3位に甘んじた。

優勝/水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)

「昨日に引き続き、優勝することができてうれしいです。スタートは決まったのですが、1コーナー付近で順位を落としてしまいました。タイヤを使わないように少しずつ前に行こうとレース展開を考えました。昨日以上にフィーリングが得られず、ねらったタイムでは走れませんでした。それでも前に出てからミスなく走れたからの結果だと思います」

「今年はレース中のミスが非常に少ないので、次戦以降も今の流れがいけるように頑張ります」

2位/中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

「水野選手は本当に強かったです。本当は昨日のようにはいかせまいと思っていたのですが、フィーリングが少し違っていて、序盤から厳しい戦いを強いられました。途中、離されかけて心が折れそうになったのですが、地元大会ということで多くの応援のおかげで何とか詰めることができました。最終の長島選手とも接近戦のバトルができて、その中で2位を取ることができたのはよかったかなと思います」

「これからブレイクとなり鈴鹿8耐を挟んでの後半戦となりますが、まだまだシリーズもあきらめていません。何があるか分からないので、1戦1戦大事に、自分の力を出し切れるように準備していきたいです」

3位/長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)

「負けました。ほかに言うことはないです。本当に全力を出し切ったし、その中で負けました。最後の中須賀選手とのバトルは勝てるかなと思っていました。本当に最後の集中力でさらに勉強になりましたし、自分としても抑えられたと思ったさらに内側で、接触もなしに、抜かれました。そのうまさが改めて実感できたので、悔しいですけれど、やりきった気持ちです」