SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦イタリアラウンドは、イタリアのクレモナサーキットでレース2が開催された。

SBKレース2
SBKのレース2は気温27度、路面温度30度のドライコンディションの下、23周で争われた。

ポールポジションスタートのイケル・レクオナ(ドゥカティ)がレースをリード、ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が2番手に続き、後続を引き離してこの二人がトップ争いを展開していく。

2周目にファステストラップを記録したレクオナは、周回ごとにブレガとの差を広げて行き、6周目に約1秒、11周目には約2秒のリードを取って独走。17周目には約5秒にまでリードを広げると、8秒590の大差をつけてトップでチェッカーを受け、レクオナはSBKで初のハットトリックを達成した。

タイトル確定のかかったブレガは無理にはレクオナを追わず、2番手をキープ。2位でチェカーを受け、ランキング2位のレクオナとのポイント差を133ポイントとし、2戦を残して初のSBKチャンピオンを獲得した。

3番手争いは、アルベルト・スーラ(ドゥカティ)とヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)が展開。2周目までスーラがリードしたが、3周目にモンテッラが3番手に浮上。中盤以降、モンテッラがリードを広げて行き、3位表彰台を獲得。

スーラはモンテッラから1秒190差の4位に入賞。5位にアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)が続き、12周目に6番手に浮上したジェイク・ディクソン(ホンダ)が、終盤に追い上げてきたロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ)を振り切って6位に入賞。ディクソンと0秒488差の7位にバルダサーリが続いた。

8位にギャレット・ガーロフ(カワサキ)、9位にアクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が続き、最終ラップまで接戦となった10番手争いをアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が制して10位入賞。0秒424差の11位にステファノ・マンジ(ヤマハ)が続いた。

ダニロ・ペトルッチ(BMW)が12位、ソムキャット・チャントラ(ホンダ)が13位、ロリス・バズ(ドゥカティ)は14位、マッティア・ラト(ヤマハ)は15位に入賞。トワン・スミッツ(ヤマハ)は16位でゴール。

チャビ・ビエルへ(ヤマハ)は12番手を走っていた17周目の最終コーナーで転倒を喫しリタイア。サム・ロウズ(ドゥカティ)は5番手を争っていた12周目の最終コーナーで転倒、再スタートしたが15周を終えてピットに戻ってリタイア。トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ)は6番手を走っていた6周目の10コーナーで転倒、再スタートしたがピットに戻ってリタイア。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)は2周を終えてピットに戻りリタイア。ミゲール・オリベイラ(BMW)は5番手走行中の2周目の10コーナーで転倒リタイアに終わった。

チャンピオン争いは2戦を残して決着。新チャンピオンとなったブレガは、チェッカー後、ゴールドのレーシングスーツに着替えてコースを1周。SBKの王者として、来シーズンよりMotoGPに転向する。

SSPレース2
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース2は気温26度、路面温度31度のドライコンディションの下、20周で争われた。

4番グリッドからスタートしたアルベルト・アレナス(ヤマハ)がレースをリード。トム・ブース-アモス(トライアンフ)が2番手で続く。

ブース-アモスが11周目にアレナスを交わしてトップに立つが、13周目にトップを奪還。序盤に出遅れたジェレミー・アルコバ(カワサキ)がブース-アモスの背後に追いつき、15周目にアルコバが2番手に浮上する。アルコバはトップを行くアレナスとの差を縮め、残り2周のバックストレートエンドの11コーナーでアレナスを交わしてトップに浮上、そのままチェッカーを受け、レース1に続いてダブルウインを達成した。

0秒493差の2位にアレナスが入賞、ランキングトップをキープ。ブース-アモスはアレナスと1秒207差の3位でチェッカーを受け、表彰台を獲得した。

岡本裕生(ヤマハ)はレース2でもエンジン割り当て数超過によるダブルロングラップペナルティを科され、序盤は最後尾まで下がったが、周回ごとに追い上げ、23位でチェッカーを受けた。

SPBレース2
SPB(スポーツバイク世界選手権)のレース2は気温25度、路面温度30度のドライコンディションの下、12周で争われた。

4番グリッドからスタートしたカーター・トンプソン(ヤマハ)が4周目にトップに立つと、5周目には2番手以下に約1秒半のリードを取りトップを独走。最終的に5秒305の大差をつけてSPB初優勝を達成した。

2番手を最終ラップまで8人のライダーが僅差で争い、2位にチャビ・アルティガス(カワサキ)、3位にフェレ・フリーラッカーズ(スズキ)が入賞した。

5位に入賞したダビド・サルバドール(カワサキ)がランキングトップ、ランキング2位のアルティガスに12ポイント差をつけて、最終戦スペイン(ヘレス)に挑む。

ヤマハR3レース2
ヤマハR3 bLU cRUワールドカップのレース2は気温20度、路面温度22度のドライコンディションの下、10周で争われた。

10人以上のライダーによる接戦のトップ争いが展開され、残り2周でトップに立った髙平理智が優勝。レース2のグリッドは、レース1のベストラップ順に決まるため髙平は13番グリッドからのスタートとなったが、2周目にはトップに立つなど、終始トップグループでレースを進め、第4戦フランスのダブルウインに続いて、シーズン3勝目を記録。チャンピオンシップ争いでもランキングトップに浮上した。

2位にチャーリー・メンデスが入賞。メンデスは1ポイント差のランキング2位で高平を追うことになった。3位にレオナルド・マルケス。トップから7位までが0秒945差という接戦の中、岡田陽大が7位に入賞。竹本倫太郎は4周目と5周目のコントロールラインをトップで通過したが、最後まで続いた接近戦の中で10位入賞となった。

SBK第10戦イタリア SBK レース2 リザルト(23周)

1 イケル・レクオナ(ドゥカティ) 34分02秒443
2 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 8秒590
3 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 12秒724
4 アルベルト・スーラ(ドゥカティ) 13秒914
5 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 17秒159
6 ジェイク・ディクソン(ホンダ) 20秒917
7 ロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ) 21秒405
8 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 24秒398
9 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 27秒293
10 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 31秒636
11 ステファノ・マンジ(ヤマハ) 32秒060
12 ダニロ・ペトルッチ(BMW) 35秒183
13 ソムキャット・チャントラ(ホンダ) 35秒438
14 ロリス・バズ(ドゥカティ) 39秒961
15 マッティア・ラト(ヤマハ) 40秒359
16 トワン・スミッツ(ヤマハ) 49秒678
RET チャビ・ビエルへ(ヤマハ) 7周遅れ
RET サム・ロウズ(ドゥカティ) 8周遅れ
RET トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ) 18周遅れ
RET アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 21周遅れ
RET ミゲール・オリベイラ(BMW) 22周遅れ