MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto2クラス3日目、決勝が日曜日、アルゼンチン、アウトドロモ・インテルナシオナル・デ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催された。今大会、ケガで欠場のセルジオ・ガルシア(ボスコスクーロ)の代役で、昨年のMotoEクラスランク3位のオスカー・グティエレス(ボスコスクロ)が出場している。日本時間深夜1時15分(現地時間午後1時15分)から21周で争われた決勝は、気温25度、路面温度35度、湿度68%、曇ったドライコンディション。Moto3の時間帯に比べ、風は収まっていた。

2番グリッドのジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がマニュエル・ゴンザレス(カレックス)に接触しそうなほどマシンを揺らしながらも速いスタートでホールショットを奪う。その後ろに、ゴンザレス、マルコス・ラミレス(カレックス)、フィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)、アレックス・エスクリグ(フォワード)、セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)、ダリン・ビンダー(カレックス)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)、アロン・カネト(カレックス)のトップ10で続いた。

2コーナーではアドリアン・ウエルタス(カレックス)が転倒、リタイア。2周目に入り、ディクソンの後ろへサラッチが続き、一度は、エルフ・マーク・VDSのワンツー態勢となった。3周目に入るとゴンザレスが2位へ上がり、ディクソンを追う。5周目、モレイラがピットイン、タイヤ交換などをして再スタートしたものの12周目には再びピットへ入り、そのままリタイアした。

7周目にはレース最速ラップ1分41秒639を記録したディクソンが、ゴンザレスとの差をじわじわと広げていく。11周目の5コーナーでは、4番手争いをしていたサラッチとラミレスが接触。サラッチは転倒、再スタートするものの、ピットイン、リタイア。ラミレスは壊れたカウルの破片を飛ばしながらも、そのままレースを続けた。

14周目には、自身ベストグリッドスタートだった今日が誕生日のマリオ・アジ(カレックス)が転倒、リタイア。

トップのディクソンは、終始安定した速さで2位ゴンザレスに3.525の差を開きトップでチェッカー。2位ゴンザレスも独走でのチェッカーだった。

3位争いは、ビエッティ、カネト、ラミレスの三つ巴となり、最後はビエッティが3位に入った。4位カネトとの差は0.41秒だった。

5位ラミレス、6位ビンダー、7位エスクリグ、8位ロペス、9位にルーキーのダニエル・オルガド(カレックス)が入った。10位アルベルト・アレナス(カレックス)。18位が佐々木歩夢(カレックス)、國井勇輝(カレックス)は23位だった。

年間ポイントランキングは、トップのゴンザレス45ポイント、2番手ディクソン34ポイント、3番手カネト33ポイント。次戦は2週間後の3月28日、金曜日からアメリカGPが始まる。

MotoGP第2戦アルゼンチンGP Moto2クラス3日目 決勝

1 ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)
2 マニュエル・ゴンザレス(カレックス)
3 セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)
4 アロン・カネト(カレックス)
5 マルコス・ラミレス(カレックス)
6 ダリン・ビンダー(カレックス)
7 アレックス・エスクリグ(フォワード)
8 アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)
9 ダニエル・オルガド(カレックス)
10 アルベルト・アレナス(カレックス)
18 佐々木歩夢(カレックス)
23 國井勇輝(カレックス)