MotoGP第16戦サンマリノMoto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催された。今大会はワイルドカードでヨーロッパ選手権に参戦中のアルベルト・スーラ(カレックス)とアルベルト・フェルナンデス(ボスコスクーロ)が参戦している。

日本時間午後4時50分(現地時間午前9時50分)から40分間で行なわれたフリー走行1は、気温25度、路面温度25度、湿度47%、晴れ切ったドライコンディション。開始早々に12コーナーでコリン・ベイヤー(カレックス)が転倒。この走行では、現在ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)がトップタイム1分34秒977を記録した。2番手はジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)で1分35秒143。3番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)1分35秒250。

佐々木歩夢(カレックス)は12周目1分36秒109をマークし21番手。國井勇輝(カレックス)は16周目に1分37秒524を記録、29番手。アウトラップ後の2周目で転倒したベイヤーは、タイムが残せなかった。

日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から始まったプラクティスは、40分間。気温27度、路面温度36度、湿度47%、Moto3の時間に比べ風は治まり、少し雲が増えたドライコンディション。序盤は4周目に1分35秒068を記録したジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がトップタイムだった。

中盤に入り、10コーナーでバリー・バルタス(カレックス)が転倒、イエローフラッグが出された。後半に入り、11周目、地元イタリア出身のセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)が1分34秒916を記録、昨年アロン・カネト(カレックス)が記録したコースレコードを塗り替えてトップタイムとなる。残り10分を切ると、Moto2ルーキー、前戦で優勝したダニエル・オルガド(カレックス)が1分34秒855を記録、コースレコードを更新。

4コーナーでは、マルコス・ラミレス(カレックス)が転倒。トニー・アルボリーノ(ボスコスクーロ)とゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)はお互いタイム計測中に接触があった。フェルナンデスも転倒。転倒によるイエローフラッグで、ラップキャンセルも出た。残り時間3分を切ると、ビエッティは、19周目1分34秒650を記録し、再びコースレコードを更新してトップタイムとなった。2番手はゴンザレスで1分34秒747、3番手は1分34秒855をマークしていたオルガド。

佐々木は、11周目1分35秒396を記録、16番手。國井は、12周目1分37秒003を出して30番手。トップから16番手の佐々木までが0.746差という激しい混戦となった。トップから14番手までは予選Q2からスタートできる。佐々木と國井は明日、予選Q1から参戦する。

明日は日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分間のフリー走行2が行なわれ、日本時間午後8時40分(現地時間午後1時40分)から予選Q1が始まる。その後、続けてQ2も開催される。予選は各15分間で争われる。

 

MotoGP第16戦サンマリノMoto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 セレスティーノ・ビエッティ ボスコスクーロ 1分34秒640 P
2 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分34秒747 P
3 ダニエル・オルガド カレックス 1分34秒855 P
4 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分34秒926 P
5 ディオゴ・モレイラ カレックス 1分34秒969 P
6 アルベルト・アレナス カレックス 1分35秒040 P
7 ゾンダ・ファン・デン・グールベルク カレックス 1分35秒043 P
8 イザン・グエバラ ボスコスクーロ 1分35秒061 P
9 セナ・アギウス カレックス 1分35秒069 P
10 バリー・バルタス カレックス 1分35秒167 P
21 佐々木歩夢 カレックス 1分35秒396 P
30 國井勇輝 カレックス 1分37秒003 P