KIJIMA杯Let’sレン耐 明智 初心者60分耐久&4時間耐久レース

開催場所:岐阜県・明智ヒルトップサーキット
開催日:2025年3月23日(日)
天気:晴れ
気温:23℃

<開催クラス>
初心者60分耐久
・Grom4クラス:2台
4時間耐久
・Grom5クラス:7台
・Grom4クラス:8台

参加チーム:17台
総勢:66名

高知と熊本ではソメイヨシノの開花が発表され、都内では夏日が記録された2025年3月23日、まだ春までは若干時間のある明智ヒルトップサーキットでは、Let‘sレン耐東日本第3戦目となる初心者60分耐久&4時間耐久が開催された。

60分耐久

初心者を対象とした60分間の耐久は、#31『ポストマンNISHIHARU』と#32『あどびRT』の2チーム6名のレン耐初心者による60分の耐久レースとなった。この初心者レースではピット回数は最低3回が義務付けられ、ピットインの度に『お題』と呼ばれるミニゲームの課題が毎回課せられるレギュレーション。

レース自体はスタートから飛び出した32号車が先行。30分を経過した時点で32号車が25周を走り、その3周遅れで31号車が追いかけていく展開となったが、最終的には順位変動もないまま、きっちり最低ピット回数3回で52周を走りきった#32『あどびRT』がチェッカーを受け優勝となった。

4時間耐久レース

朝から好天のこの日、もちろん4時間耐久レースの時間になっても崩れることもなく、この4時間のレースもしっかりと晴れの天候の下での開催となった。事前のフリー走行に続いて記念撮影も順調に終了したことから、午前11時のスタート予定だったレースは5分前倒しの午前10時55分にル・マン式で始まった。

今回もダブルペリア式ハンデが全クラスに適応され、追加燃料はGrom5クラス1L、Grom4クラス2Lのみと厳しい制限が課されており、ガス欠は即レース終了のため、綿密な燃費計算も必要とされる。

スタートで勢いよく飛び出したのは、#2『デンソーDAC1』と、#3『デンソーDAC2』のGrom5の2台。その後ろには、#758『SSP758』、そしてGrom4トップとして#32『FARs』、#4『Cafe Frog's』、#33『SST48』という順でオープニングラップを終えていく。

オープニングラップを獲るという『デンソーDAC』チーム恒例の展開どおり、3周目には2号車及び3号車の2台はペースダウンし、代わってトップに立った32号車、758号車、4号車のバトルをすぐ後ろで見守る走りに変更。

序盤の混乱が収まってくると、#5『Teamドカポン中部 with KG』と#6『くわばらワークス』の2台が上位へと上がってきて、さらに後方を引き離しにかかっていく。1時間を経過すると、この2台が同一ラップで走行し、後続と3周以上のアドバンテージを築いている状態に。

さらにこの後もこのプッシュを続けた#5『Teamドカポン中部 with KG』が113周でレースを折り返した。ここでダブルペリア式ハンデの基準となる周回数が決定し、転倒やマシンの修理を受けるなど大幅にペースダウンを余儀なくされた車両を除いた各クラス最下位のチームがサイコロを振る権利を獲得。Grom5クラスでは『6』のサイコロの目により6番手を走行していた#4『Cafe Frog's』が29周ものハンデを手に入れ、見事総合トップに立つことに。そしてGrom4クラスでは『8』の目が出て、こちらも8番手を走行していた#31『南斗四車星』が24周のハンデを受け、クラストップに立つこととなった。

レースも後半となり、ここからは各チームの本気モードのレースへと変わっていく。が、午後1時25分、1コーナーで#559『SSP』と#1『RacingStyle★』の2台の接触による転倒が起きた。ここでライダー救助のためFCYが導入された。559号車はこの転倒によるマシン修復が叶わずリタイヤとなってしまう。

残るは燃費対策だが、中盤から全車に対してガソリン給油が行なわれたものの、ガス欠が心配になるようなチームは見られず、ガス欠車両は出ないままレースは終了となった。

レース終盤に一気に順位を上げてきたのが#2『デンソーDAC2』。追いすがる#6『くわばらワークス』や#3『デンソーDAC2』を引き離し、4時間で245周を走破、2位と7周差をつけてそのままチェッカー。2位には同チームの#3『デンソーDAC1』が入ることとなった。

Grom4クラス優勝を手にしたのは、2時間経過時点で総合3番手(クラス2番手)につけていた#36『若様軍団ver.1.25』。234周を走行しクラス優勝、綜合3位を決めた。

正式結果は次のとおりです。

60分耐久

1位 #32 あどびRT 49周
2位 #31 ポストマンNISHIHARU 48周

4時間耐久

Grom5クラス
1位 #2 デンソーDAC2 245周
2位 #3 デンソーDAC1 238周
3位 #6 くわばらワークス 232周

Grom4クラス

1位 #36 若様軍団ver.1.25 234周
2位 #33 SST48 231周
3位 #34 ばらばら伝説 228周

人生初クラス

1位 #34 ばらばら伝説
2位 #31 南斗四車星

特別賞

#37『teamAGNES』
受賞理由は全員若い! ということでした。