MotoGP第3戦アメリカMotoGPスプリントが土曜日、アメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催された。Moto2クラスの赤旗の影響で、予定より10分遅れの日本時間、日曜早朝5時10分(現地時間、土曜午後3時10分)から10周で始まったスプリントは、気温20度、路面温度37度、湿度40%、曇ったドライコンディション。

タイヤ選択は、ホルヘ・マルティン(アプリリア)は前後ミディアム、その他全員は前ミディアム後ソフトで参戦した。スタートは、4番グリッドからフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が1、2コーナーで先頭を奪い、マルク・マルケス(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)と続いたが、アコスタがすぐにマルク・マルケスをパス。更に、12コーナー、ファビオ・ディ・ジャンアントニオがマルク・マルケスをかわそうとしたとき、マルク・マルケスもすかさず挽回しようとインに入る。しかし、フロントを失いアウト側へジャンアントニオを巻き込む形で転倒。二人は再スタートしたものの、ジャンアントニオは4周でリタイア。

4周目には、14番グリッドから順位を落とし、最後尾を走っていたディオゴ・モレイラ(ホンダ)がピットイン、リタイア。更に、最高10番手まで順位を上げたトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)がマシントラブルでリタイア。先頭のバニャーヤは6周目まで2分01秒台をキープし、快走していた。2番手以降は序盤、アコスタ、ジョアン・ミル(ホンダ)が続いていたが、4周目、5周目にマルティンとマルコ・ベゼッキ(アプリリア)が追い上げ、ミルとアコスタをパス。

ベゼッキは7周目、マルティンも捉えて2番手まで上がるが、8周目11コーナーで転倒、リタイア。9周目1コーナーではアレックス・リンス(ヤマハ)も転倒。10周目には同じ1コーナーで4番手を走行していたミルも転倒、リタイア。トップを快走していたバニャーヤだが、後半、ラップタイムが伸ばせず、その間に単独2番手となった前後ミディアムタイヤのマルティンが徐々に追い付いた。マルティンは最終ラップ、12コーナーでバニャーヤをアグレッシブにかわすと、そのままトップでチェッカー。2024年マレーシアGP以来のスプリント優勝を飾った。喜びのあまり、スクリーンを拳で割ったマルティンは、更にウィリーをしようとしてウィニングラップで転倒するという、ハプニングがあった。

バニャーヤが2位、アコスタが3位でチェッカーを受けた。しかし、アコスタに空気圧違反の調査が入り、アコスタは8秒加算で8位へ順位が下げられた。繰り上がり3位には12番グリッドから徐々に順位を上げたエネア・バスティアニーニ(KTM)。4位は最終ラップでバスティアニーニにかわされたアレックス・マルケス(ドゥカティ)。5位は中盤バスティアニーニとのバトルが続いたルカ・マリーニ(ホンダ)。スタートで遅れたものの、最終ラップでチームメイトのラウル・フェルナンデス(アプリリア)もかわした小椋藍(アプリリア)は6位で4ポイントを獲得した。

7位フェルナンデス、8位アコスタ、9位ヨハン・ザルコ(ホンダ)。ここまでがポイント獲得で、現在、ポイントリーダーは今日、優勝したマルティンが57ポイントでトップとなった。2番手1ポイント差56でベゼッキ。3番手44ポイントでアコスタ、4番手ジャンアントニオ37、小椋は同点37ポイントで5番手。

明日は日本時間深夜12時40分(現地時間午前10時40分)から10分間ウオームアップ走行があり、その後、日本時間、月曜早朝5時(現地時間、日曜午後3時)から19周の決勝が始まる。今日の転倒で、マルク・マルケスにはロングラップが科された。

COTAは今シーズンカレンダー6か所ある反時計回りサーキットのひとつ

 

MotoGP第3戦アメリカMotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 ホルヘ・マルティン アプリリア
2 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 0秒755
3 エネア・バスティアニーニ KTM 3秒199
4 アレックス・マルケス ドゥカティ 3秒638
5 ルカ・マリーニ ホンダ 5秒521
6 小椋藍 アプリリア 7秒183
7 ラウル・フェルナンデス アプリリア 8秒634
8 ペドロ・アコスタ KTM 10秒484
9 ヨハン・ザルコ ホンダ 10秒574
10 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 12秒860
11 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 13秒757
12 ブラッド・ビンダー KTM 14秒567
13 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 16秒019
14 ジャック・ミラー ヤマハ 17秒006
15 ジョアン・ミル ホンダ 18秒785
16 アレックス・リンス ヤマハ 50秒971
17 マルク・マルケス ドゥカティ 1lap
RT マルコ・ベゼッキ アプリリア
RT トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ
RT ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ
RT ディオゴ・モレイラ ホンダ