全日本開幕戦もてぎ2&4は水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)が独走優勝を飾った。

決勝日。モビリティリゾートもてぎの上空は雲に覆われていた。しかし早朝まで降り続いた雨は止み、気温が上昇。決勝レースがスタートするころには路面もほぼ乾いた。アンダーブリッジなど一部にウエットパッチが残っているのが気になるところ。

午後12時45分。20周のレースがスタート。ホールショットを奪ったのは長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)。水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)と続く。長島と水野は順位を入れ替わる激しいトップ争いを展開。

オープニングラップを終えようとした最終コーナーで中須賀がハイサイド転倒。伊藤和輝(Team SAKURAI HONDA)が巻き込まれて転倒。

これでトップ集団は水野、長島、羽田太河(Astemo Pro Honda SI Racing)、野左根、國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.Honda)の5台に絞られた。2周目には水野が完全にトップに出る。

水野は徐々に後続を引き離してトップ独走状態に突入。後方では長島と羽田が激しい2位争いを開始。少し離れて野左根と國井が4位争いを展開。

レース中盤。水野は完全にトップ一人旅。長島が単独2番手走行を開始。羽田は野左根と國井の争いに飲み込まれて3台での表彰台争いに移行。10周目には國井が集団トップに浮上。

レース終盤。遅れた羽田が津田拓也(Team SUZUKI CN CHALLENGE)、岩田悟(Team ATJ)、鈴木光来(TeamATJ)との激しい5位争いを開始。残り3周。津田が転倒。

水野は最後までトップを快走。開幕戦をポールtoウインで飾った。長島は単独2位フィニッシュ。GP帰りの國井が初レースで初表彰台を獲得した。

4位に野左根、5位争いは羽田が制し、岩田、鈴木が続いた。

左から、2位の長島、優勝した水野、3位の國井

優勝/水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)

「素直にうれしいです。予選もポールポジションが取れたし、今週はレースウイークを通じて右肩上がりに調子がよくなりました。優勝できたこともうれしいし、路面コンディションはよくなかったけれどいいペースを刻むことができました。すごく前進できたレース内容だったと思います」
「今回は路面の張り替えがあったり2&4だったり、最後までウエットパッチが残るコンディションだったから、スタート前から混戦になるんじゃないかなと予測していました。結果的には2周目くらいでうまく抜け出すことができ、自分のペースに持ち込むことができました。ここはバイクも自分も得意なトラックだったので、着実にポイントを獲得して優勝を取りにいかなきゃと思っていたので、実現できてよかったです」

水野「今週は右肩上がりに調子がよくなりました。すごく前進できるレース内容でした」

2位/長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)

「昨日まではもう少しペースよく走れていましたが、今日は雨のせいなのか分からないけれどペースが上げられませんでした。でもどのみち今日の水野選手には届かなかったと思います。完敗。悔しいです」
「今シーズン掲げている目標はチャンピオン。この結果では全く勝負にならないので、もう少し開発のスピードを上げたいです。今日の2位は最高位ではあるので、満足しなきゃという部分もありますが、目標に対してもっと努力していかなければならないと思いました」

長島「2位は最高位ですが、今日は水野選手に完敗。悔しいです」

3位/國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.Honda)

「レースウイークの流れと自分の状況として、3位を取れたのはベストが尽くせたと思います。今日のレースも完ぺきなコンディションではなかったので、その中で経験値の差があり、仕上がっていた二人に対して全然勝負できずに悔しいです。やっとスタートラインには立てたのかなとは思います」

國井「ベストは尽くせたけれど経験値の差が出ました。やっとスタートラインに立てたかな」