MotoGP第9戦チェコMoto3クラス3日目、決勝が首都プラハから約150km離れたブルノ・サーキットで開催された。マレーシア人ライダーのハキーム・ダニシュ(KTM)がMoto3クラス初優勝。マレーシア人ライダーの優勝は、2016年アルゼンチンGPのカイルール・イダム・パウィ以来10年ぶりとなる快挙。ダニシュのチームメイトの山中琉聖(KTM)は15位、1ポイント獲得。三谷然(ホンダ)は19位で完走を果たした。
日本時間午後6時(現地時間午前11時)から16周で開催された決勝は、気温29度、路面温度43度、湿度44%、晴れ渡ったドライコンディション。予選スロー走行に対するペナルティーで、ヴェダ・プラタマ(ホンダ)、ダニシュ、リコ・サルメラ(KTM)、グイド・ピニ(ホンダ)は予選グリッドが12グリッド降格。ルシェ・モードレー(KTM)は前戦の、レオ・ラメストルファー(ホンダ)はフリー走行2での危険走行により、ロングラップペナルティーが科された。
レースは、2番グリッドからマキシモ・キレス(KTM)が好スタートでホールショットを奪った。アルバロ・カルペ(KTM)、ブライアン・ウリアテ(KTM)、ダビド・アルマンサ(KTM)、ダニシュ、ケイシー・オゴーマン(ホンダ)、エディー・オシェイ(ホンダ)、エイドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、プラタマ、ジョエル・ケルソ(ホンダ)のトップ10で1周目を終えた。14番グリッドのダニシュ、20番グリッドのプラタマはスタートで一気に上位へ食い込んでいた。山中は18番手、三谷は22番手でオープニングラップを終えた。
トップ集団は混戦のまま、3周目には中盤集団の中で接触があり、ジョエル・エステバン(KTM)が転倒、リタイア。先頭集団は、キレス、アルマンサ、ウリアテが順位を入れ替え激しいトップ争いとなる。すぐ後ろにはカルペが着け、その後ろにはダニシュ、プラタマ、オゴーマンが徐々に差を詰めていた。6周目にはオゴーマンが転倒、リタイア。7周目にはラメストルファーも転倒、リタイア。折り返しとなる8周目では、山中と三谷は20番手付近を走行していた。
後半に入ると、キレス、アルマンサ、ウリアテ、カルペ、ダニシュ、プラタマ6人が激しく順位を入れ替えての戦いになっていた。14周目には二コラ・カラッロ(ホンダ)が転倒、リタイア。最終ラップではサルメラ、オシェイも転倒、リタイア。上位集団は、アルマンサとキレスの接触による遅れの隙に、トップに立ったダニシュが最後まで走り抜き1位でチェッカーを受けた。2位はウリアテでダニシュとの差は0.466。キレスが3位に入った。
P.P.スタートのアルマンサは混戦の中で4位。20番グリッドスタートのプラタマはホンダ勢トップで5位入賞。トップのダニシュから6位のカルペまでが0.906秒差の激しい上位争いだった。そこに加わる勢いで17番グリッドからルーキーのマルコ・モレッリ(KTM)が追い上げ7位。ケルソが8位、スコット・オグデン(KTM)が9位、バレンティン・ペローネ(KTM)が10位。山中は15位に入り1ポイント獲得。三谷は19位で完走した。
これにより、チャンピオンシップポイントは、2戦連続表彰台のキレスがポイントリーダーで186ポイント。65ポイント差の2番手がカルペで121ポイント。3番手はウリアテで92ポイント。4番手はアルマンサ89ポイント、5番手モレッリで86ポイント。6番手がホンダ勢トップのプラタマ82ポイント。今日、優勝したダニシュは73ポイントとなり7番手に着けた。山中は12ポイントで21番手、三谷は2ポイントで25番手となっている。
次戦は休む間もなく来週、6月26日、金曜日から第10戦オランダGPの走行が始まる。アジア人ライダー、日本人ライダー、ホンダ勢の更なる活躍に期待したい。

| MotoGP第9戦チェコMoto3決勝 | |||
|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | トップ差 |
| 1 | ハキーム・ダニシュ | KTM | |
| 2 | ブライアン・ウリアテ | KTM | 0秒466 |
| 3 | マキシモ・キレス | KTM | 0秒629 |
| 4 | ダビド・アルマンサ | KTM | 0秒741 |
| 5 | ヴェダ・プラタマ | ホンダ | 0秒900 |
| 6 | アルバロ・カルペ | KTM | 0秒906 |
| 7 | マルコ・モレッリ | KTM | 10秒724 |
| 8 | ジョエル・ケルソ | ホンダ | 10秒925 |
| 9 | スコット・オグデン | KTM | 11秒080 |
| 10 | バレンティン・ペローネ | KTM | 11秒394 |
| 11 | マッテオ・ベルテッレ | KTM | 11秒573 |
| 12 | エイドリアン・クルーセス | ホンダ | 11秒635 |
| 13 | マルコス・ウリアテ | KTM | 11秒735 |
| 14 | エイドリアン・フェルナンデス | ホンダ | 12秒026 |
| 15 | 山中琉聖 | KTM | 12秒187 |
| 16 | グイド・ピニ | ホンダ | 13秒811 |
| 17 | ヘスス・リオス | ホンダ | 15秒031 |
| 18 | コーマック・ブキャナン | KTM | 26秒587 |
| 19 | 三谷然 | ホンダ | 26秒617 |
| 20 | ルシェ・モードレー | KTM | 26秒814 |
| RT | エディー・オシェイ | ホンダ | – |
| RT | リコ・サルメラ | KTM | – |
| RT | 二コラ・カラッロ | ホンダ | – |
| RT | レオ・ラメストルフェー | ホンダ | – |
| RT | ケイシー・オゴーマン | ホンダ | – |
| RT | ジョエル・エステバン | KTM | – |