MotoGP第9戦チェコMotoGPクラス3日目、ウオームアップ走行と決勝が、首都プラハから約190kmにあるブルノ・サーキットで開催された。P.P.スタートの小椋藍(アプリリア)は、マルク・マルケス(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)と戦い、自己ベストとなる2位表彰台。優勝は、2戦連続となるマルク・マルケス。

日本時間午後4時40分(現地時間午前10時40分)からは10分間のウオームアップ走行があり、ここではフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)がトップタイム。小椋は1分53秒139で6番手タイムだった。その後ライダーパレードなどが行われ、Moto3、Moto2の決勝が続いた。

日本午後9時(現地午後2時)から21周で開催された決勝は、気温31度、路面温度47度、湿度43%、部分的には曇ったものの晴れたドライコンディション。このレースでマーベリック・ビニャーレス(KTM)はMotoGPクラス200戦目を迎えた。一方、昨日のスプリントで転倒後、自車を起こそうとしたマーシャルに腹を立て接触した行為がスポーツマンシップに反すると判断され、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)には出場停止処分が科された。ホルヘ・マルティン(アプリリア)は前戦の事故によるペナルティーでダブルロングラップが科されていた。

国歌斉唱などセレモニー中も首に凍らせたタオルを巻くなど、暑さの中で始まった決勝。タイヤ選択はジョアン・ミル(ホンダ)のみ前ミディアム後ソフトを選択。他は全員が前後ミディアムタイヤを選んだ。

P.P.スタートの小椋は好スタートでホールショットを獲得。ファーストラップをトップで終えた。しかし、2周目にはフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)とマルク・マルケス(ドゥカティ)にかわされ、3番手。小椋の後方にはペドロ・アコスタ(KTM)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)、ジョアン・ミル(ホンダ)が続き、ホルヘ・マルティン(アプリリア)、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)が続いてトップ10を形成した。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は2周目で転倒、リタイア。アレックス・リンス(ヤマハ)は17周目、ピットイン、リタイア。

小椋は後半17周目13コーナーでバニャーヤを攻略して2番手へ浮上。さらに19周目には自己レースベストの1分53秒291を記録してマルク・マルケスとの差を縮めた。最終ラップ、5番手を走行していたアコスタはマシントラブルでストップ、リタイア。小椋は首位のマルク・マルケスに迫ったものの逆転には届かずチェッカー。自己ベストとなる2位を獲得した。2位の小椋と優勝したマルク・マルケスの差は僅か0.421秒だった。最終ラップ、バニャーヤとジャンアントニオの3位争いとなったが、バニャーヤが逃げ切り3位獲得。バニャーヤはMotoGPクラス63回目の表彰台獲得。

ジャンアントニオが4位、リアソフトタイヤで挑んだミルが5位に入り、ハンガリーGPのルカ・マリーニ(ホンダ)と並び、ホンダ勢今シーズンベストリザルトを獲得。6位アルデゲール、7位フェルナンデス、8位マリーニ、9位マルティン、10位エネア・バスティアニーニ(KTM)。

年間ポイントはベゼッキが180ポイントで首位を維持。2番手マルティン172ポイント、3番手ジャンアントニオ157ポイント、4番手マルク・マルケス140ポイント、小椋が5番手で134ポイントとなった。昨年の優勝タイム40分04秒628を大きく更新する39分51秒297で優勝したマルク・マルケスは、レース後のインタビューで「最後の6周は、キャリア最長に感じた6周」とコメント。小椋の追撃に苦しめられたことを明かした。

次戦は第10戦オランダGP走行が6月26日に始まる。

ファーストラップはトップを走行したP.P.スタートの小椋藍(アプリリア)に迫るフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)とマルク・マルケス(ドゥカティ)

 

ホンダ勢今季決勝ベストタイとなる5位のジョアン・ミル(ホンダ)と最終ラップのマシントラブルでリタイアしたペドロ・アコスタ(KTM)

 

MotoGP第9戦チェコMotoGP決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マルク・マルケス ドゥカティ
2 小椋藍 アプリリア 0秒421
3 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 2秒255
4 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 2秒424
5 ジョアン・ミル ホンダ 12秒810
6 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 14秒874
7 ラウル・フェルナンデス アプリリア 18秒657
8 ルカ・マリーニ ホンダ 21秒265
9 ホルヘ・マルティン アプリリア 21秒401
10 エネア・バスティアニーニ KTM 22秒273
11 ディオゴ・モレイラ ホンダ 22秒881
12 ブラッド・ビンダー KTM 22秒942
13 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 25秒003
14 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 25秒806
15 マーベリック・ビニャーレス KTM 26秒360
16 ジャック・ミラー ヤマハ 33秒121
17 カル・クラッチロー ホンダ 44秒784
RT ペドロ・アコスタ KTM
RT アレックス・リンス ヤマハ
RT ファビオ・クアルタラロ ヤマハ