MotoGP第12戦イギリスMotoGPスプリントが土曜日、ロンドンとバーミンガムの中間にあるシルバーストン・サーキットで開催された。ポイントリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア)が今季スプリント3勝目を挙げ、日本人ライダーの小椋藍(アプリリア)は今シーズン、スプリントでは3回目となる2位表彰台を獲得した。

Moto2クラスの赤旗中断の影響で予定より5分遅れ、日本時間夜0時5分(現地時間午後4時5分)から10周で開催されたスプリントは、気温26度、路面温度41度、湿度34%のドライコンディション。スタート直前までタイヤ選択に悩むライダーが何名かグリッドでタイヤを交換した。その結果、イケル・レクオナ(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)、アレックス・リンス(ヤマハ)の3名は前ハード後ミディアム。その他のライダーは前ハード後ソフトでの出走となった。

ポールポジションのマルティンが好スタートを切り、2番手で小椋が1コーナーに入った。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が3番手に上がり、マルク・マルケス(ドゥカティ)、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)がその後ろへ差し込み、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)は6番手に後退。その後ろにアレックス・マルケス(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、ジョアン・ミル(ホンダ)、フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)のトップ10でファーストラップを終えた。

1周目4コーナーでは地元のカル・クラッチロー(ホンダ)が転倒。再スタートしたがピットイン、リタイア。会場では暖かい拍手でクラッチローが労われた。16コーナーではモルビデリとの接触でイケル・レクオナ(ドゥカティ)が転倒、リタイア。

2周目3コーナーでは、ジャンアントニオが小椋のインから前に出るが、小椋は次のコーナーで2番手を奪い返す。その後ろでは、ベゼッキがマルク・マルケスを捉えて4番手に浮上。ラウル・フェルナンデスは4周目4コーナーで転倒、、再スタートしたもののピットイン、リタイア。

3周目にレース最速の1分57秒607を記録したマルティンは、その後も徐々に小椋との距離を開き、トップを独走。スプリント勝利数の歴代記録でマルク・マルケスと並ぶ19勝目を挙げた。小椋は3周目に1分57秒785のレース自己ベストラップを記録、マルティン程のペースではなかったものの、2番手を安定してキープ。トップとは1秒530差の2位を獲得した。マルク・マルケスをパスしたベゼッキはその後も最終ラップ以外は1分58秒、59秒台をキープ、3位表彰台を獲得。新型エアロパーツを導入したアプリリアは、スプリントで初めて表彰台を独占した。アッセンでの鎖骨骨折以来の表彰台となったベゼッキは、ゴール直後に感涙していた。

4位にはアレックス・マルケスが入り、5位がジャンアントニオ。6位ペドロ・アコスタ(KTM)、7位ジョアン・ミル(ホンダ)。最終ラップでマルク・マルケスをパスしたモルビデリが8位となり、9位マルク・マルケス。ここまではポイント獲得圏内。

年間ポイントは、ポイントリーダーのマルティンが220ポイントに伸ばし、2番手の小椋が203ポイント。二人の差は3ポイント広がり17ポイント差。3番手には表彰台を

好天に見守られてのスタート

 

獲得したベゼッキが上がり、現在193ポイント。今日のスプリントではリアタイヤのマネジメントに苦しみ、1ポイント獲得が精いっぱいだったマルク・マルケスは191ポイントで4番手。小椋に続き毎大会ポイント獲得を続けるジャンアントニオが189ポイントで5番手。トップとの差は31に広がった。

明日は日本時間午後5時40分(現地時間午前9時40分)から10分間のウオームアップ走行が行われ、日本時間午後9時(現地時間午後1時)からは20周の決勝が開催される。

 

 

3位獲得のチェッカーを受けた後、感極まり涙するマルコ・ベゼッキ(アプリリア)
第12戦イギリスMotoGPスプリント
順位 ライダー 車両 トップ差
1 ホルヘ・マルティン アプリリア
2 小椋藍 アプリリア 1秒530
3 マルコ・ベゼッキ アプリリア 3秒974
4 アレックス・マルケス ドゥカティ 6秒956
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 8秒651
6 ペドロ・アコスタ KTM 10秒745
7 ジョアン・ミル ホンダ 10秒826
8 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 12秒539
9 マルク・マルケス ドゥカティ 13秒965
10 ディオゴ・モレイラ ホンダ 13秒992
11 ブラッド・ビンダー KTM 14秒142
12 ルカ・マリーニ ホンダ 14秒344
13 ジャック・ミラー ヤマハ 14秒540
14 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 15秒213
15 エネア・バスティアニーニ KTM 16秒892
16 アレックス・リンス ヤマハ 20秒194
17 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 23秒722
18 ポル・エスパロガロ KTM 24秒380
19 アウグスト・フェルナンデス ヤマハ 34秒332
20 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ
RT ラウル・フェルナンデス アプリリア
RT カル・クラッチロー ホンダ
RT イケル・レクオナ ドゥカティ