MotoGP第12戦イギリスMotoGPクラス3日目、ウオームアップ走行と決勝が、ロンドンとバーミンガムの間に位置するシルバーストン・サーキットで開催された。ラウル・フェルナンデス(アプリリア)が今季、初優勝を達成。ホルヘ・マルティン(アプリリア)が2位、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)が3位表彰台を獲得。小椋藍(アプリリア)は悔しい転倒、リタイアに終わった。

日本時間午後5時40分(現地時間午前9時40分)から10分間行なわれたウオームアップ走行では、アレックス・マルケス(ドゥカティ)がトップタイムを記録。続いて、ラウル・フェルナンデス、マルク・マルケス(ドゥカティ)の順だった。小椋藍は1分58秒859を記録して7番手だった。その後、トークショーなどが開催されたが、ケガの痛みを抱えて参戦するベゼッキは出演を見送った。

日本時間午後9時(現地時間午後1時)から20周で争われた決勝は、気温27度、路面温度44度、湿度34%、雲はあるものの青空も見えるドライコンディション。タイヤ選択は全員、前ハード後ミディアムを選択していた。延べ105885人の観客が見守る中、歌手のクレア・ロッシによるイギリス国歌斉唱を経て、スタートは切られた。

ポールポジションからスタートしたマルティンは、1コーナーでもライドハイトデバイスが解除されず、火花を散らした。その間に好スタートのラウル・フェルナンデスがトップに立つ。2番手にはベゼッキが浮上。マルティン同様に1コーナーで火花を上げた小椋は、マルク・マルケスにも先行を許し、5番手に後退。7コーナーではジョアン・ミル(ホンダ)とアレックス・リンス(ヤマハ)が相次いで単独転倒を喫し、リタイアとなった。

2周目、小椋はペドロ・アコスタ(KTM)とアレックス・マルケスにかわされ7番手まで後退。首位のラウル・フェルナンデスは1分58秒457のレース最速ラップを記録し、後続を引き離しにかかる。その後は転倒者が相次ぎ、4周目にエネア・バスティアニーニ(KTM)、5周目にイケル・レクオナ(ドゥカティ)、6周目にカル・クラッチロー(ホンダ)、7周目にフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)が次々と戦線を離脱した。8周目には16コーナーで小椋が転倒を喫し、リタイア。幸い大きなケガはなかった。

サバイバルレースを独走で制したのはラウル・フェルナンデス。9周目にはベゼッキを捉えて2番手に上がったマルティンがそのまま2位。ベゼッキが3位でチェッカーを受けて、アプリリアが今季3度目となる決勝での表彰台独占を果たした。

4位はベゼッキに1秒309まで迫ったアレックス・マルケス。5位ペドロ・アコスタ。6位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)。7位マルク・マルケス、8位ブラッド・ビンダー(KTM)。9位ホンダ勢トップのルカ・マリーニ(ホンダ)。10位ディオゴ・モレイラ(ホンダ)、11位フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は12位でチェッカーを受けたものの、技術違反で16秒加算。ジャック・ミラー(ヤマハ)が12位に繰り上がった。13位ポル・エスパロガロ(KTM)、14位トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)、15位アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ)。以上はポイントを獲得した。

ポイントリーダーは、引き続きマルティンで240ポイント。2番手には209ポイントでベゼッキが浮上。小椋は203ポイントで3番手に着けている。次戦は8月28日から第13戦アラゴンGPの走行が始まる。

スタート直後、ホルヘ・マルティン(アプリリア)と小椋藍(アプリリア)はライドハイトデバイスがオンのままになり1コーナーで火花を上げていた
サッカーW杯優勝のスペインチームに因んだスペシャルヘルメットで参戦のラウル・フェルナンデス(アプリリア)は今季初優勝

 

MotoGP第12戦イギリスMotoGP決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 ラウル・フェルナンデス アプリリア
2 ホルヘ・マルティン アプリリア 2秒538
3 マルコ・マルケス アプリリア 3秒393
4 アレックス・マルケス ドゥカティ 4秒702
5 ペドロ・アコスタ KTM 6秒256
6 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 6秒382
7 マルク・マルケス ドゥカティ 9秒550
8 ブラッド・ビンダー KTM 22秒288
9 ルカ・マリーニ ホンダ 23秒845
10 ディオゴ・モレイラ ホンダ 25秒411
11 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 26秒301
12 ジャック・ミラー ヤマハ 29秒458
13 ポル・エスパロガロ KTM 41秒310
14 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 41秒492
15 アウグスト・フェルナンデス ヤマハ 42秒379
16 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 42秒883
RT 小椋藍 アプリリア
RT フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ
RT カル・クラッチロー ホンダ
RT イケル・レクオナ ドゥカティ
RT エネア・バスティアニーニ KTM
RT アレックス・リンス ヤマハ
RT ジョアン・ミル ホンダ