全日本ロードレース選手権第2戦SUGOのJSB1000決勝レース2は水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)が優勝した。
好天に恵まれた日曜日。午後には風が強まったものの気温は18.4度まで上昇した。レース周回数はレース1の18から増えて22に設定された。
好スタートを切ってホールショットを奪ったのは水野。長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)、國井勇輝(SDG Team HARC-PRO.Honda)と続く。オープニングラップで長島が首位奪取。中須賀も水野をかわすと長島のテールにつく。水野は野左根に3位争いを挑まれる。
3周目に野左根から3番手の座を奪い返した水野は4周目に中須賀を捕らえると5周目には首位奪回。しかし長島も簡単にはトップの座を明け渡すことなくすぐに水野の前に出る。すぐに水野が長島をとらえる。その間に中須賀が入る。再び長島が前に出る。
長島、中須賀、水野、野左根が団子状態でそこここで順位を入れ替えるドッグファイトを展開。すぐ後ろに國井、伊藤が連なる。
9周目。水野が先頭に立ってペースを上げる。翌周に中須賀が長島を捕らえて2番手に浮上。水野を追いかけ始める。
レース折り返し。中須賀がさらにペースを上げて水野との差を詰める。長島は野左根との表彰台をめぐってし烈なバトルを展開。
少しずつ差を詰めた中須賀。15周目には水野のテールについた。水野と中須賀の優勝争い、長島と野左根の表彰台争いはテールtoノーズのまま続く。
レース終盤。水野が中須賀を引き離し始めた。水野はそのままダブルウイン。中須賀はダブル2位。最後までデッドヒートを展開した表彰台争いは長島に軍配が挙がった。

優勝/水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)
「スタートはうまく決まったのだけれど、すぐにパッシングされました。リズムを崩して後方に下がったのですが、みんな速いところ遅いところが違うので前に出るのに時間がかかりました。昨日のように前に出てからはペースを刻めました。中須賀選手のプッシュが激しくて、最後まで全開で走ったのに離れませんでした。タイヤのグリップが落ちたタイミングでバイクがうまく曲がるようになってベストタイムを刻めたのが、後続を引き離すきっかけになりました。JSB1000クラスに上がって一番難しいレースでした」

2位/中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「レース序盤はJSBクラスらしからぬ抜きつ抜かれつのバトルになりました。長島選手とのバトルに時間がかかるかと思ったのですが、タイミングよく抜け出せました。そこからは前だけに集中して、最後までプッシュしました。昨日みたいな楽な展開にはさせないぞと頑張りましたが、水野選手の状態が非常に強くて速かったので完敗です。今の力は出せたと思います。次戦につながるいいレースになりました」

3位/長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)
「昨日の反省と今日の天候を踏まえて違うタイヤを使いました。ただ、レース後半でどうなるかは未知数でした。昨日は駆け引きしたのに全部かわされて、悔しくて、情けなかったです。今日はできることをしようと序盤からがんがん行きました。強みが見えたので開発に生きてくると思います。最後は野左根選手に競り勝てて、現状で最大の結果が得られたと思います」
