SBK(スーパーバイク世界選手権)第4戦ハンガリーラウンドは、ハンガリーのバラトンパーク・サーキットで2日目のレース1が開催された。

SBKレース1
SBKのレース1は気温23度、路面温度40度のドライコンディションの下、21周で争われた。

ポールポジションからニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)がトップに立ち、2周目には新レコードとなる1分38秒783を記録すると、2番手以下に1秒4差をつけて単独トップに。その後も周回ごとに2番手以下との差を広げ、5周目には3秒8、中盤の10周目には4秒1とその差を拡大。終盤にはペースを落としながらも、2位に2秒538のリードを取って、開幕戦から負け知らずの10連勝(決勝レース1、スーパーポールレース、決勝レース2)を飾った。

ブレガはこの勝利で2025年の第11戦ポルトガル(エストリル)以来14連勝(スーパーポールレースの勝利数含む)を達成。この記録はトプラク・ラズガットリオグルが2024年と2025年に記録した13連勝を上回るもの。

2位にイケル・レクオナ(ドゥカティ)が入賞。8番グリッドからスタートしたレクオナは、6周目に3番手、7周目に2番手に浮上したが、この時点でトップのブレガとの間には4秒230のギャップがあり、中盤以降、ブレガとの差が縮まったものの、背後に迫るまでには至らなかった。レクオナも第2戦ポルトガル(アルガルベ)以降7レース連続の2位表彰台を獲得。

3位にミゲール・オリベイラ(BMW)が入賞。4番グリッドからスタートしたオリベイラは序盤のポジション争いを制して9周目に3番手に浮上。終盤レクオナからは離されてしまったが、3位に入賞し第2戦ポルトガル(アルガルベ)以来の表彰台を獲得した。

序盤は3番手を走行していたヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)は4位に入賞。9番グリッドスタートのアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が追い上げて5位に入賞。6位にアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)、7位にアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が続いた。

8位に入賞したアルベルト・スーラ(ドゥカティ)はスタート直後に2番手に浮上し、序盤は表彰台を争ったが、中盤以降にペースが上がらずポジションダウンした。サム・ロウズ(ドゥカティ)はジャンプスタートによりダブルロングペナルティを受け、追い上げて9位に入賞。スーパーポールまでは苦戦気味で、16番グリッドからスタートしたチャビ・ビエルへ(ヤマハ)は追い上げて接戦の10番手争いを制して10位に入賞した。

ダニロ・ペトルッチ(BMW)が僅差の11位、タラン・マッケンジー(ドゥカティ)が12位、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が13位、トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ)が14位に入賞。ステファノ・マンジ(ヤマハ)は19番グリッドから追い上げて15位に入賞した。

レミー・ガードナー(ヤマハ)は16位、アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)は11番手を走っていた最終ラップにコースオフを喫し、17位でゴールとなった。バハティン・ソフォグル(ヤマハ)が18位、ソムキャット・チャントラ(ホンダ)が19位、マッティア・ラト(ヤマハ)が20位、國井勇輝(ホンダ)は21位でチェッカーを受けた。2番グリッドからスタートしたロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ)はスタートで出遅れ、2周目の8コーナーでクラッシュし、リタイアに終わった。

SSPレース1
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のレース1は気温23度、路面温度39度のドライコンディションの下、18周で争われた。

ポールポジションからスタートしたアルベルト・アレナス(ヤマハ)が1周目をトップで終えるが、2周目にはジャン・オンジュ(ヤマハ)がトップに浮上。3周目に2番手に浮上したロベルト・ガルシア(ヤマハ)が4周目にはオンジュを交わしてトップに立ち、以後レースをリードする。ところが、14周目の15コーナーでガルシアは転倒し、リタイアとなる。

これでオンジュがトップに浮上し、僅差でアレナス、バレンティン・デビス(ZXMOTO)が続き、オンジュがリードして最終ラップに入るが、シケイン状の12、13コーナーでオンジュがラインを外し、後続のアレナス、デビスが相次いでオンジュに並び、シケイン状の15、16コーナーの進入でデビスがインをついてトップに浮上。2番手に浮上したアレナスがデビスを追うが、デビスが逃げ切って今シーズン3勝目を記録。0秒132差の2位にアレナスが続き、オンジュはアレナスと0秒245差の3位入賞となった。岡本裕生(ヤマハ)は24位でチェッカーを受けた。

チャンピオンシップ争いではポイントリーダーのジャウメ・マシア(ドゥカティ)がスタート直後の2コーナーで接触により転倒。ノーポイントに終わったため、アレナスが19ポイント差でランキングトップに浮上した。

ヤマハR3レース1
ヤマハR3 bLU cRUワールドカップのレース1は気温20度、路面温度30度のドライコンディションの下、10周で争われた。

スタートから大きな集団によるトップ争いが展開。終盤には10人ぐらいのライダーがトップグループを形成する。最終ラップまで接戦のトップ争いが続き、エイモン・ボケネグラが優勝した。2位にチャーリー・メンデス、3位にアレッサンドロ・ビンダーが入賞。
髙平理智は終始トップ集団の中で周回を重ね、何度か先頭に立ち、最終ラップも優勝がねらえる位置につけていたが、最終シケインでややワイドになった間に他車の先行を許し、7位入賞。竹本倫太郎が0秒004差の8位に入賞した。

ジーン・健人・ターナーと岡田陽大もトップ集団の中で周回を重ねていたが、5周目の9コーナーで接触転倒し、リタイアとなった。奥貫翔は3周目の10コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。

FIM WCRレース1
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)のレース1は、10周の予定だったが、ウォームアップラップで転倒車が出たためスタートディレイ、気温23度、路面温度38度のドライコンディションの下、1周減算の9周で争われた。

序盤から4番グリッドスタートのマリア・エレーラ(ヤマハ)と2番グリッドからスタートしたビアトリス・ネイラ(ヤマハ)が3番手以下を引き離して接戦のトップ争いを展開。

5番グリッドからスタートし、1周目から3番手で周回を重ねていたパオラ・ラモス(ヤマハ)がレース中盤からトップを争う二人に追いつき、最終ラップまで3人がトップ争いを展開。エレーラが0秒263差で逃げ切って優勝し、シーズン3勝目を達成。2位にネイラ、3位にラモスが入賞した。

SBK第4戦ハンガリー SBK決勝レース1 リザルト(21周)

1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 34分48秒413
2 イケル・レクオナ(ドゥカティ) 2秒538
3 ミゲール・オリベイラ(BMW) 12秒584
4 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 14秒077
5 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 15秒032
6 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 15秒781
7 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 21秒559
8 アルベルト・スーラ(ドゥカティ) 23秒775
9 サム・ロウズ(ドゥカティ) 25秒308
10 チャビ・ビエルへ(ヤマハ) 28秒578
11 ダニロ・ペトルッチ(BMW) 28秒643
12 タラン・マッケンジー(ドゥカティ) 29秒057
13 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 29秒063
14 トーマス・ブライドウェル(ドゥカティ) 29秒873
15 ステファノ・マンジ(ヤマハ) 31秒917
16 レミー・ガードナー(ヤマハ) 34秒722
17 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 37秒186
18 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 52秒606
19 ソムキャット・チャントラ(ホンダ) 55秒393
20 マッティア・ラト(ヤマハ) 1分01秒515
21 國井勇輝(ホンダ) 1分07秒187
RET ロレンツォ・バルダサーリ(ドゥカティ) 20周遅れ