MotoGP第9戦チェコGPが今週末、チェコ、首都のプラハから約200Km南西にあるブルノ・サーキットで開催される。全長距離5.40km、最大ストレート636m、右コーナー8、左コーナー6。

MotoGPクラス、前戦ハンガリーGPでW優勝した王者のマルク・マルケス(ドゥカティ)は、昨年ここでもW優勝している。ハンガリーではスプリント決勝共に2位だったペドロ・アコスタ(KTM)、昨年ブルノのスプリントでは、マルク・マルケスに0.798秒差まで迫る2位だった。

ハンガリーでは決勝で不運な事故に見舞われたポイントリーダーのマルコ・ベゼッキ(アプリリア)。その1コーナーの事故によるペナルティーで今大会の決勝ではダブルロングラップ・ペナルティーが科されるホルヘ・マルティン(アプリリア)だが、ポイントランキングはトップと20ポイント差の2番手。ラウル・フェルナンデス(アプリリア)は、昨年決勝5位を獲得しているコース。2戦連続で決勝4位を獲得している小椋藍(アプリリア)には表彰台の中央へ、期待も膨らむ。

同じくハンガリーの1コーナー事故に巻き込まれた、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)は、その後、挽回し12位4ポイント獲得、現在トップと42ポイント差、ランク3番手に着けている。フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)はこの事故でリタイアだったが、スプリントでは5位、予選では3番手の速さを見せて迎えるチェコGP。

前戦決勝では3位に入ったフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は昨年のブルノ・ポールシッター。今シーズン自己ベスト、ホンダ勢決勝トップの5位をハンガリーで獲得したルカ・マリーニ(ホンダ)。ルーキーのディオゴ・モレイラ(ホンダ)はそれに続く6位を獲得して、昨シーズンMoto2クラスではリタイアに終わったブルノへ挑む。今大会もケガで欠場のヨハン・ザルコ(ホンダ)の代役は10年前の2016年ブルノ勝者のカル・クラッチロー(ホンダ)。

ハンガリーでは接触やロングラップなど難しい週末を過ごしたジョアン・ミル(ホンダ)とエネア・バスティアニーニ(KTM)。バスティアニーニは昨年ここでスプリント3位表彰台を獲得している。現在ポイントランキング14番手のフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)とケガからの完全復帰が待ち遠しいマーベリック・ビニャーレス(KTM)。ブラッド・ビンダー(KTM)にとっては、2020年ルーキーで勝利を挙げた場所。

新しいV4エンジンで挑戦を続けるヤマハ勢は、ハンガリーではQ2進出のジャック・ミラー(ヤマハ)が決勝8位を獲得。MotoGPルーキーのトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)が11位と続いた。2021年チャンピオンのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、チームメイトのアレックス・リンス(ヤマハ)のワークス勢にも日本人としては活躍が望まれる。

カタロニアでのケガにより、アレックス・マルケス(ドゥカティ)の参戦はまだ分からない。前戦、代役のイケル・レクオナ(ドゥカティ)には目を見張るものがあった。

Moto2クラスは、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)が3連勝中。前戦はチームとのコミュニケーションなど悔しい思いをした佐々木歩夢(カレックス)、Moto2ルーキーの古里太陽(カレックス)にはチェコでの活躍を期待したい。

Moto3クラスは、マキシモ・キレス(KTM)が9戦中5勝でトップを独走している。鈴鹿8耐参戦も発表された山中琉聖(KTM)、ルーキーの三谷然(ホンダ)、日本人ライダー二人を応援したい。

第9戦チェコGPは今週金曜日、日本時間午後4時(現地時間午前9時)Moto3フリー走行1で走行が始まる。