MotoGP第7戦イタリアMoto2クラス3日目、決勝がイタリア、中部フィレンツェ地方のムジェロ・サーキットで開催された。圧倒的な速さでマニュエル・ゴンザレス(カレックス)が優勝、佐々木歩夢(カレックス)、古里太陽(カレックス)は無念の転倒リタイアとなった。
日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から19周で開催された決勝は、気温27度、路面温度46度、湿度52%、晴れ渡ったドライコンディション。乾いてはいるもののムジェロの路面は滑りやすい状態。古里は予選でのスロー走行、2度目の違反で9グリッドダウン、27番グリッドからのスタートになった。
サイティングラップ、アルベルト・フェランデス(ボスコスクーロ)がマシントラブルでマーシャルと自分の足で押してピットへ戻り、スタートはピットレーンスタートとなった。ポールポジションから好スタートのゴンザレスは、ホールショットを獲得。続いてフィリップ・サラッチ(カレックス)、ダニエル・オルガド(カレックス)、イバン・オルトラ(カレックス)、アレックス・エスクリグ(フォワード)、アロンソ・ロペス(カレックス)、コリン・ベイヤー(カレックス)、イザン・グエバラ(ボスコスクーロ)、佐々木歩夢(カレックス)、セナ・アギウス(カレックス)のトップ10。
1周目6コーナーでザビ・ズルトゥザ(フォワード)とアロン・カネト(ボスコスクーロ)が絡む事故で転倒、リタイア。古里も転倒、リタイア。2周目には、ロペスとの接触でエスクリグが転倒、リタイア。この接触のペナルティーでロペスには、ロングラップが科された。
2周目に1分49秒497のレース最速ラップをマークした3番手のオルトラが3周目に2番手のサラッチをパス。トップ争いはゴンザレスとオルトラ、3番手争いがサラッチとオルガドになっていった。予選では転倒があり、16番グリッドスタートの地元、イタリア出身セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)は、着々と順位を上げ、6周目には10番手、9番手の佐々木に迫った。
7周目、9番手を走行していた佐々木が4コーナーで転倒、リタイア。折り返し、残り9周になると、それまで0.3秒以下の差でオルトラとトップ争いをしていたゴンザレスが一気に2番手オルトラとの差を1秒以上広げた。サラッチとオルガドの差は0.3秒以下に縮み、残り8周でオルガドはサラッチをパス。
トップのゴンザレスは後半、単独走行となった。2番手オルトラは、徐々に3番手に上がったオルガドとの差が縮まって行く中、ラスト2周でマシントラブル、無念のリタイアとなった。後半も徐々に順位を上げ続けたビエッティは、遂に最終ラップ、地元の大観衆の前でオルガドを捉える。
ゴンザレスは後半も安定した走りでトップのままチェッカー。前戦カタロニアGPで自己ベストレースと語ったが、今日もまたベストレースだと話していた。2位には、最終ラップでオルガドも捉え、グリッドから順位を14ポジションも上げたビエッティ。Moto2クラス6年目、初めてのムジェロ表彰台をとても喜んでいた。3位は、オルガド。ビエッティとの差は0.135秒の僅差だった。4位のアギウスとオルガドとの差は更に僅差で0.017。トップのゴンザレスとは対照的な手に汗を握るビエッティ、オルガド、アギウスの表彰台争いだった。
年間ポイントはランキング首位のゴンザレスが129.5ポイントまで得点を伸ばした。2番手はグエバラで95ポイント、3番手ビエッティが93ポイント。佐々木は現在8ポイントを獲得して19番手に着けている。
次戦は第8戦ハンガリーGPが来週始まる。

| MotoGP第7戦イタリアMoto2決勝 |
|||
|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | トップ差 |
| 1 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | |
| 2 | セレスティーノ・ビエッティ | ボスコスクーロ | 5秒327 |
| 3 | ダニエル・オルガド | カレックス | 5秒462 |
| 4 | セナ・アギウス | カレックス | 5秒479 |
| 5 | フィリップ・サラッチ | カレックス | 7秒568 |
| 6 | アロンソ・ロペス | カレックス | 9秒987 |
| 7 | イザン・グエバラ | ボスコスクーロ | 10秒952 |
| 8 | バリー・バルタス | カレックス | 15秒463 |
| 9 | コリン・ベイヤー | カレックス | 16秒428 |
| 10 | デニス・オンジュ | ボスコスクーロ | 19秒587 |
| RT | 佐々木歩夢 | カレックス | – |
| RT | 古里太陽 | カレックス | – |