全日本ロードレース選手権第2戦SUGOのST600決勝レース2は長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)が優勝した。
昨日のレース1の16周に対して20周という周回数が設定されたレース2。ホールショットを奪ったのは松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)。小山知良(JAPAN POST docomo Business TP)、田中啓介(NitroRyotaRacing 41)、長尾、小田喜阿門(SDG Team HARC-PRO. Honda)、伊達悠太(BATTLE FACTORY)、池上聖竜(TN45 MIRAI Racing with Astemo)と続く。
田中と小山は順位を入れ替えるドッグファイトを展開。3周目に田中の前に出た小山は、4周目に松岡を抜いてトップに躍り出る。
8周目。今度は田中がトップ浮上。後方では、トップ集団に追い付いて見事な追い上げをみせていた岡部怜(NitroRyotaRacing 11)がコースアウト、小田喜が転倒、伊達は集団から遅れる。
レース後半に突入すると集団が割れて小山と松岡が激しいトップ争いを開始。そこに加わったのは池上。さらに長尾も加わり接近戦を展開。
終盤戦は高橋、伊達のばん回コンビが加わり6台でのドッグファイトが展開。
残り3周で小山がラインを外して長尾が首位奪取。
最終ラップは長尾が前。小山と松岡が激しく順位を入れ替える。後方では高橋が転倒。
長尾は最後まで力強い走りを披露して優勝。2位争いは松岡に軍配。小山は大喜びの表彰台獲得となった。

優勝/長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)
「昨日のレース1は(転倒で)けっこう落ち込みました。今日はレースを引っ張って、高いアベレージタイムを見せつけながら周回したかったです。でも今日はウイークで一番暖かかったので、タイヤのフィーリングが変わってしまいました。無駄なことをせずに、しっかり集団の中で走って、みんなが苦しくなるのを待ちました。ラスト5周が見せ所だと思って、残り3周で前に出られてからは自分がレースを引っ張れるかなと思いました。想定どおりに走ることができてよかったです。昨日は若手が表彰台を占めました。今日はこの三人で表彰台に立てたことは、若手に対してのプレッシャーになると思います。みんなに楽しく見てもらえるクラスになるように、自分のためにもチャンピオンになるには残り全部勝つしかないので、今日みたいなレースができるように次戦もチーム一丸となって頑張ります」

2位/松岡玲(ITO RACING BORG CUSTOM)
「昨日のレース1は5位。ただついて行くだけのふがいないレースでした。今日は攻めることを意識しました。長尾選手には離されたけれど、2位表彰台に立てたのはうれしいです。実は小さいころは小山選手の目玉ヘルメットのレプリカで走っていました。憧れていた人と一緒に走らせてもらって、一緒に表彰台に立たせてもらったのはうれしいです」

3位/小山知良(JAPAN POST docomo Business TP)
「スポーツランドSUGOは鬼門のサーキットです。過去に大きなケガもしました。2レース走りきったこともありません。レース1で優勝してレース2は転倒とかでした。初めて2レース共に無事に走り切れてよかったです。昨年12月に3度目の手の手術をしたのですが、レース中に手が固まってしまうんです。10周目くらいからは腕も上がっちゃう。長尾選手に抜かれたときは頑張ってクロスラインをかけようとしたんだけれど、止まれなくてフロントが切れ込みました。ラストラップもブレーキがうまく握れませんでした。シケインではリアタイヤがグリップしていたのでいけるかと思ったのですが、2個目のシケインで追突されました。結果、表彰台に乗れたからハッピーです。11年ぶりに目玉ヘルメット(SP忠男チームのオリジナルデザイン)を復活させました。目の前がクリアになったので忠男社長に感謝です」
