MotoGP第7戦イタリアMotoGPクラス3日目、ウオームアップ走行と決勝が、イタリア、中部フィレンツェ地方のムジェロ・サーキットで開催された。地元イタリアチーム、イタリア人のマルコ・ベゼッキ(アプリリア)がムジェロで全クラス通して初めて優勝。2位にホルヘ・マルティン(アプリリア)が入り、アプリリアのワンツーフィニッシュ。3位ドゥカティ100周年デザインで参戦のフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、4位はガルフカラーの小椋藍(アプリリア)、バニャーヤとは0.034秒差だった。

日本時間午後4時40分(現地時間午前10時40分)から10分間行なわれたウオームアップ走行では、トップタイムはベゼッキ。2番手フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、3番手マルク・マルケス(ドゥカティ)、小椋は15番手だった。その後はライダーパレードやMoto3、Moto2の決勝が開催された。

日本時間午後9時(現地時間午後2時)から23周で開催された決勝は、気温28度、路面温度50度、湿度42%、晴れ切ったドライコンディション。グリッドにはF1レーサーのキミ・アントネッリを始め、著名人の姿も見られた。大会記録となる延べ178723人の観客は、発煙筒を焚くなど、例年通り激しい盛り上がりを見せた。

スタートは、ポールポジションからベゼッキが好スタートを切った。2周目に入るときにはベゼッキ、マルティン、バニャーヤ、マルク・マルケス、フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、ペドロ・アコスタ(KTM)、小椋、エネア・バスティアニーニ(KTM)、ディオゴ・モレイラ(ホンダ)、ブラッド・ビンダー(KTM)のトップ10だった。

3周目、バニャーヤがベゼッキを捉えトップに立つと、2番手ベゼッキは0.3秒程度のギャップをキープ。3周目バニャーヤはレース最速の1分45秒470を記録。その後ろにはマルティン。更に後ろでは、マルク・マルケスとアコスタによる激しい4番手争いが繰り広げられた。折り返しが近付く11周目、アレックス・リンス(ヤマハ)が転倒。ヨハン・ザルコ(ホンダ)の代役カル・クラッチロー(ホンダ)はピットイン、リタイア。12周目にはバスティアニーニが10コーナーで転倒、リタイア。

14周目、ベゼッキが再びバニャーヤを捉えトップに立つと、徐々に2番手以降を突き放した。16周目にはマルティンもバニャーヤをパス。その後ろでは、マルク・マルケス、アコスタの順位を入れ替える激しい争いに小椋、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)も加わった。後半に入ってもペースを落とさず1分46秒台を何周も記録できた小椋はマルク・マルケス、アコスタもパス。アコスタとは軽い接触もあった。

ベゼッキは後半18周目まで1分46秒台を記録しながら、トップを独走。首位でチェッカーを受けた。ベゼッキに約3秒まで迫ったマルティンが2位。最終ラップ、最終コーナーでは小椋に前を許しながらも、ホームストレートで取り戻したバニャーヤが3位。小椋は4位でチェッカーを受け、13ポイントを獲得。

レース後、15位でチェッカーを受けた地元プラマックのスペシャルカラーで参戦トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)は最終ラップのトラックリミット越えで1ポジションダウン、16位へ。8位でチェッカーのラウル・フェルナンデス(アプリリア)は接触のペナルティーで1ポジション下げ9位になった。

子供の頃から憧れた、地元イタリアでの初勝利で、ベゼッキは感極まり泣きながら、ゆっくりとウィニングラン。年間ポイントを173に伸ばした。2番手マルティンが156、3番手ジャンアントニオ134、4番手アコスタ103。小椋は92ポイントで再びランキング5番手に浮上。

次戦は連戦で、来週から第8戦ハンガリーGPの走行が始まる。

3位フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)と4位の小椋藍(アプリリア)の差は0.034秒だった
開会式の様子

 

MotoGP第7戦イタリアMotoGP決勝
順位 ライダー 車両 トップ差
1 マルコ・ベゼッキ アプリリア
2 ホルヘ・マルティン アプリリア 3秒559
3 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 5秒098
4 小椋藍 アプリリア 5秒132
5 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 5秒453
6 ペドロ・アコスタ KTM 7秒467
7 マルク・マルケス ドゥカティ 10秒762
8 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 14秒644
9 ラウル・フェルナンデス アプリリア 13秒380
10 ディオゴ・モレイラ ホンダ 21秒366
11 ブラッド・ビンダー KTM 21秒479
12 ジョアン・ミル ホンダ 21秒795
13 ルカ・マリーニ ホンダ 22秒059
14 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 29秒789
15 ジャック・ミラー ヤマハ 32秒289
16 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 31秒920
17 マーベリック・ビニャーレス KTM 32秒717
18 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 34秒335
19 ミケーレ・ピロ ドゥカティ 40秒553
NC エネア・バスティアニーニ KTM
NC カル・クラッチロー ホンダ
NC アレックス・リンス ヤマハ