MotoGP第9戦チェコMotoGPクラス2日目、フリー走行2と予選が、チェコ、中東部にあるブルノ・サーキットで開催された。昨日のプラクティスでもコースレコードを記録していた小椋藍(アプリリア)が予選でも自身のレコードを塗り替え、MotoGPクラス自身初となるポールポジションを獲得。日本人ライダーがポールポジションを獲得するのは、2020年テルエルGPでの中上貴晶以来6年ぶり。

日本時間午後5時10分(現地時間午前10時10分)から30分行なわれたフリー走行2では、小椋のチームメイトのラウル・フェルナンデス(アプリリア)が1分52秒050を記録してトップタイム。フェルナンデスは水曜日に虫垂炎で手術を受ける寸前だったが、体調を取り戻しての好走だった。小椋は13周目1分53秒021を記録、5番手。

続けて日本午後5時50分(現地午前10時50分)から15分で争われた予選Q1は、気温28度、路面温度40度、湿度54%、晴れたドライコンディション。ハイグリップのコースで序盤から速いスピードの予選となった。全員タイヤは前ミディアム後ソフト。

2周目でホルヘ・マルティン(アプリリア)が1分51秒819を記録、昨日の小椋のコースレコードに+0.084秒まで迫り、この週末2番手タイム。すぐ後ろにフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)が着けて1分52秒020を出し、2番手となった。3番手にはモルビデリと0.033秒差に迫る1分52秒053でマーベリック・ビニャーレス(KTM)が入った。後半に入っても、上位3名のタイム更新はなく、マルティンとモルビデリがQ2進出を決めた。

日本午後6時15分(現地午前11時15分)から15分間で始まったQ2は、気温28度、路面温度42度、湿度51%、晴れ渡ったドライコンディション。Q2も全員タイヤは前ミディアム後ソフト。前後新品タイヤで、最初にトップタイムを記録したのは、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)で1分51秒987だった。その後、マルコ・ベゼッキ(アプリリア)、マルティン、フェルナンデスが次々と更新。小椋も2周目1分51秒769を記録し、一時トップタイム。それをディオゴ・モレイラ(ホンダ)が1分51秒691で更新した。さらに、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が1分51秒643まで記録を縮めて前半終了。

後半、後ろを新タイヤに替えたバニャーヤが1分51秒383を記録しトップとなるが、小椋は5周目1分51秒139をマークしてバニャーヤを抜いてトップタイムとなった。その後、前後ニュータイヤで挑んだジャンアントニオが1分51秒350を記録し、2番手へ。バニャーヤが3番手。小椋は自身が昨日樹立したコースレコードを0.596秒更新して初ポールポジションを獲得。小椋と2番手ジャンアントニオとは0.211秒差。

4番手はベゼッキ、5番手は最初の計測でトラックリミットオーバーのあったマルク・マルケス(ドゥカティ)。6番手にホンダ勢トップでモレイラ。7番手フェルナンデス、8番手KTM勢トップのペドロ・アコスタ(KTM)。9番手モルビデリ、10番手マルティン、11番手フェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)、12番手ジョアン・ミル(ホンダ)。

この後は日本午後10時(現地午後3時)から10周のスプリントが開催され、明日は日本午後9時(現地午後2時)から21周の決勝が開催される。初のフロントロウ、ポールポジションスタートの小椋、2列目ルーキーのホンダ勢モレイラなど、上位スタートの日本勢に世界からも注目が集まる。ケガから復帰していたアレックス・マルケス(ドゥカティ)は、Q2には出場したものの、今後スプリント、決勝は欠場が決まった。なお、マルティンにはハンガリーGPのペナルティーで決勝でダブルロングラップが科されている。

昨日に引き続き、歴代コースレコードを記録、ポールポジションを獲得した小椋藍(アプリリア)

 

MotoGP第9戦チェコMotoGP予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 小椋藍 アプリリア 1分51秒139 Q2
2 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 1分51秒350 Q2
3 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 1分51秒383 Q2
4 マルコ・ベゼッキ アプリリア 1分51秒428 Q2
5 マルク・マルケス ドゥカティ 1分51秒436 Q2
6 ディオゴ・モレイラ ホンダ 1分51秒691 Q2
7 ラウル・フェルナンデス アプリリア 1分51秒772 Q2
8 ペドロ・アコスタ KTM 1分51秒821 Q2
9 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 1分51秒851 Q2
10 ホルヘ・マルティン アプリリア 1分51秒909 Q2
11 フェルミン・アルデゲール ドゥカティ 1分52秒044 Q2
12 ジョアン・ミル ホンダ 1分52秒084 Q2
13 マーベリック・ビニャーレス KTM 1分52秒053 Q1
14 アレックス・マルケス ドゥカティ 1分52秒086 Q1
15 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 1分52秒185 Q1
16 ルカ・マリーニ ホンダ 1分52秒263 Q1
17 エネア・バスティアニーニ KTM 1分52秒357 Q1
18 ジャック・ミラー ヤマハ 1分52秒420 Q1
19 アレックス・リンス ヤマハ 1分52秒506 Q1
20 ブラッド・ビンダー KTM 1分52秒556 Q1
21 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 1分52秒626 Q1
22 カル・クラッチロー ホンダ 1分52秒599 Q1