MotoGP第12戦イギリスGPが今週末、ロンドンとバーミンガムの中間に位置するシルバーストン・サーキットで開催される。全長5.90km、最大ストレート770m、右コーナー10、左コーナー8。

MotoGPクラスは、第10戦オランダでチームメイトのマルコ・ベゼッキ(アプリリア)を抜き、ポイントリーダーに立ったホルヘ・マルティン(アプリリア)を筆頭に混戦状態。首位と14ポイント差の2番手で前半戦を終えたのは小椋藍(アプリリア)。第9戦チェコでの2位表彰台、第10戦オランダでの優勝、第11戦ドイツでの2位と3戦連続で表彰台を獲得しており、サマーブレイク中も日本各地でトレーニングを重ねて後半戦に臨む。

3番手には、第4戦スペインGPでの負傷による2戦欠場から復帰後、5戦中3戦で優勝を果たし急速に巻き返してきたマルク・マルケス(ドゥカティ)。シーズン序盤に決勝3連勝を飾ったものの、怪我の影響もあり現在4番手につけるベゼッキ。そして第6戦カタロニアで勝利を挙げ、首位と24ポイント差の5番手につけるファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)が続く。トップ5がわずか24ポイント差という、史上最僅差の大混戦で後半へ突入する。

6番手は、前半戦でスプリント優勝も含め、全大会でポイントを獲得しているラウル・フェルナンデス(アプリリア)。7番手にはKTM勢トップとして奮闘を続けるペドロ・アコスタ(KTM)。2022・2023年王者のフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)は8番手、昨年の総合2位アレックス・マルケス(ドゥカティ)は9番手となっている。ホンダ勢トップのルカ・マリーニ(ホンダ)は10番手に位置。最高峰クラス2年目で怪我に見舞われながらも11番手につけるフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)は今大会を欠場し、WSBKからイケル・レクオナ(ドゥカティ)が代役参戦する。

過去のイギリスGPで実績を持つライダーたちにも注目。2024年覇者のエネア・バスティアニーニ(KTM)、2023年3位のブラッド・ビンダー(KTM)、2022年3位のジャック・ミラー(ヤマハ)をはじめ、ルーキーのディオゴ・モレイラ(ホンダ)も昨年Moto2クラスで2位表彰台を獲得している。また、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は2021年に優勝、マーベリック・ビニャーレス(KTM)は2016年にスズキで優勝、アレックス・リンス(ヤマハ)もスズキ時代の2019年に勝利を挙げた相性の良いコース。

さらに、来季グレシーニ・レーシングへの移籍が決まったジョアン・ミル(ホンダ)や、来期の去就先が未発表のフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)、ルーキーのトプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)の動きからも目が離せない。なお、怪我療養のため欠場するヨハン・ザルコ(ホンダ)に代わり、地元イギリス出身のカル・クラッチロー(ホンダ)が引き続き代役参戦する。

Moto2クラスはマニュエル・ゴンザレス(カレックス)がポイントリーダー。来季MotoGPへのステップアップが発表されたダニエル・オルガド(カレックス)やダビド・アロンソ(カレックス)の走りにも注目が集まる。日本勢では、前半戦15ポイント獲得で20番手の古里太陽(カレックス)、11ポイント獲得で24番手の佐々木歩夢(カレックス)の巻き返しに期待したい。

Moto3クラスは、マキシモ・キレス(KTM)が104ポイントの大差をつけて首位を独走中。夏休み中に鈴鹿8耐出場など、日本でトレーニングを積んだ山中琉聖(KTM)や、怪我からの復帰を目指す三谷然(ホンダ)の活躍にも注目して行きたい。

いよいよ始まる後半戦。第12戦イギリスGPは、日本時間今週金曜日の午後6時(現地時間午前10時)、Moto3クラスのフリー走行1から幕を開ける。